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高羽そらさんインタビュー

不気味だけれど意味不明

今日はひたすら太陽が照り続けていたので、神戸は35.5度の猛暑日を記録した。外出はしていないけれど、朝の掃除だけで汗だくになったほどの暑さ。まぁ、お盆が過ぎるまではこんな日が続くだろう。

 

でもそんな暑さを忘れさせるのが南海トラフの注意喚起。気象庁がこうした情報を拡散する意図はわかる。けれども現在の日本においてはデメリットしか見えない気がする。すでに水等を買い占めしている人がいるし、ネットではデマに近い情報がパニックをあおるかのように拡散されている。

 

日本はいつ大きな地震が起きても不思議じゃない国。だから今さらパニックになるのではなく、普段から自分たちの現状を客観視して、地震が発生したときに身を守るシミュレーションをしておくことが大切。ネットを見て不安を増大させたり、あわてて水を買っているよりも、家具が倒れないように補強するとか、家族で避難場所の確認等をする方が有意義。

 

我が家はミニマリストなので、注意するのはテレビだけ。寝室はベッド以外の家具がないし、キッチンも冷蔵庫しかないからね。外出中に大きな地震が起きたときは、臨機応変に対応するしかない。現状においては、ボクの場合は自宅にいるのが一番安全だと認識している。

 

今回の巨大地震に関する注意喚起がやっかいなのは、地震の発生日時を明確に予測できないこと。正体がわからないから疑心暗鬼になってしまう。人間にとって意味不明な不気味感ほど怖いものはないのかもしれない。

 

まさに意味不明なんだけれど、やたら不気味になる映画を観た。

 

origin

2024年 映画#137

アルカディア(英題;The Endless)という2017年のアメリカ映画。

 

映画の全編を通じて不気味感が充満しているけれど、結論から言えば展開が鈍くて眠気を抑えるのが大変な作品だった。後半でこの世界の秘密が明かされるところは面白かったけれど、それまではとにかく眠い。

 

主人公は20代から30代の兄弟。幼いころに事故に遭ってカルト教団で育てられていた。でも集団自殺の噂もあり、兄は弟を連れて脱走した。そして10年が経ったけれど二人は普通の社会に馴染めない。

 

そこで教団の現状を確認したいという弟の要望を入れて、兄弟は一泊だけの予定でカルト教団のあるエリアへ戻った。そのきっかけは、教団の女性からビデオが届いたから。誰も集団自殺などせず、幸せそうに暮らしている。弟はできることなら教団に戻りたいと思っていた。

 

ということでこのエリアに戻ってから不思議なことが次々を起こるという内容。とにかく恐ろしい化け物がいるのは事実。ただその正体は最後までよくわからない。はっきりしているのは、この怪物が存在するエリアで殺されると、永遠のループを繰り返してしまうこと。

 

そこから抜け出そうとしても出られない。失望して自殺をしても、すぐにループして戻ってしまう。つまり永遠にそのエリアに閉じ込められてしまう。もしかしたらカルト教団のメンバーは本当に集団自殺をしたのかもしれない。けれども化け物に取り憑かれてその地域でループを繰り返しているという雰囲気。

 

映画のエンディングは、兄弟が生きたままそのエリアから脱出するという場面。死んでしまうとループに入ってしまうから。作品として不気味さを出すのには成功しているけれど、意味がわからないのでストーリーを重視するボクのような人間には退屈な作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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