信用しかない外食の衛生
我が家は元々あまり外食をしない。それゆえコロナ禍の真っ最中でも食事に関する生活パターンはあまり変わらなかった。
外食が少ない理由は、自宅で好きな食材を使って作る料理が美味しいから。それが最大の理由。あともう一つは、基本的に外食の衛生管理を信用していないから。食べたい料理と衛生管理の不安を天秤にかけて、外食をするかどうかを決めている。
なぜこんなことを考えてしまうかといえば、高校時代のアルバイトの影響。そこそこ大きなレストランで皿洗いのアルバイトをしていた。まだファミレスが登場する前だったけれど、広い駐車場があって客席も多い大きなレストランだった。
だけどボクはアルバイトをしてから、顧客としてそこのレストランを利用したことは一度もない。まかない料理は喜んで食べたけれどね。というのは衛生管理が杜撰だったから。料理に添えられるサラダは、料理人たちが手で盛っている。
それはいいとしても、彼らはトイレに行っても手を洗わずに生野菜を触っていた。誰も注意しないし、わざとやっている雰囲気も感じた。ちょっと床に落ちた食材はそのまま皿にのせるし、客が残したパセリ等を捨てずに次の料理に使ったりしていた。食中毒が出なかったのは、刺身等の生物を扱っていなかったからだろう。
その経験が強烈だったので、ボクは基本的に外食の衛生管理を信用していない。厳しく指導しているお店でも、アルバイトの一人がその気になればどうとでもなるから。それだったら家族で経営している飲食店の方が信用できる。
でもトイレで手を洗わないなんて可愛いもの。中国ではもっと恐ろしい事実が明らかになっている。
消費期限切れの食材を使うため、あらかじめ料理に下痢止めを入れていた料理人が逮捕
これはかなりエグい。中国のホテルのレストランでのこと。このレストランの名物は鶏のスープで煮込んだ魚の浮袋や牛スジの料理。ところが食材が傷みやすい。それでもヤバい食材を使うために、料理にゲンタマイシン硫酸塩という下痢止めを注射器で入れていた。
このゲンタマイシン硫酸塩は赤痢の治療に使われていた薬なんだけれど、アレルギー等の副作用が強いことで知られているそう。料理を食べた人が下痢の症状を訴えないようにしていたらしい。内部告発があったことで、この事実が知られてしまった。
この料理人たちは逮捕されて、2度とこの業界で働けないような処罰を受けたとのこと。でもこれはたまたま内部告発があったからわかっただけ。それほど独創的なアイデアだとは思えないので、他のレストランでもやっているかもしれない。
昨日、たまたまある動画を見た。これも中国の屋台で、足元の水たまりで食器を洗っていた。こんな動画を見ていると、トイレで手を洗わない程度のことがあまり気にならなくなってしまうwww
それでも外食産業がなくなることはない。ボクだって外食することはある。それゆえ衛生管理に関しては「信用」しかないと思う。先日も百貨店の鰻弁当で死人が出る食中毒があった。弁当だって「信用」がないと買えない。要するに自炊がもっとも安心だということだろうね。
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