もし次に猫と暮らすとしたら
我が家の愛猫ミューナは、今月で18歳と3か月になる。人間にすれば90歳近い高齢猫。慢性腎不全を発症して今年の秋で4年になるけれど、なんとか元気な姿を見せてくれている。それでも体重は微減していて、心配の種は尽きない。治癒する病気ではないので、いずれ別れの日がやってくるだろう。
これまでミューナを含めて3匹の猫と暮らしてきたけれど、ボクが猫と暮らすのは彼が最後だと決めている。これは妻も同じ意見。フードや医療が発達したことで猫は15年くらい普通に生きる。だからボクたちの年齢を考えると、子猫と暮らすのはもう無理。かえって可哀想な想いをさせてしまうだろう。
でも、将来的に猫と暮らす可能性がゼロでない。もし、もし、もし、という限りなくゼロに近い確率だけれど、こんなケースならもう一度猫と暮らすことがあるかもしれない、という記事を読んだ。
猫生の最後に幸せな思い出をと20歳の猫を引き取った女性、猫から愛情と感謝を受け取る
海外では高齢で病気を抱えた猫を預かっている保護施設があるそう。リンク先の記事で紹介されているのは、そんなホスピス猫である20歳のボタンズというお婆ちゃん猫を引き取った女性を取材したもの。
高齢猫が保護施設で暮らすケースとして多いのは、飼っていた人が高齢で亡くなったり施設に入った場合だろう。このボタンズも飼い主が老人施設に入ったことで保護されたそう。
14歳の猫を亡くしたばかりのブリタニーさんという女性は、このボタンズのことを知って引き取ることにした。おそらくあと何年も生きられないだろう。でもせめて最後くらいは施設ではなく普通の家で飼い猫として過ごしてほしい。その想いで引き取ることにしたそう。
ブリタニーさんの家には4匹の先住猫と3匹の先住犬がいるそう。けれどもボタンズは社交的ですぐに皆んなと仲良くなったそう。特に1歳のジャーマンシェパードのガスとは親友になったそう。この写真を見ればわかるよね。
幸せそうでボクまで嬉しくなる。動物を飼うということは、その子の命を預かること。天寿を全うするまでそばにいるのが飼い主の絶対的な責任だと思う。だからこそボクたちは子猫を飼うつもりはない。
でもこのボタンズのようなケースなら、可能性としてはあるかもしれない。わずか数年であっても、老猫が最後の時間を幸せに過ごすお手伝いができるのなら、共に暮らすという選択肢はゼロじゃないと思う。でも実際問題として、猫との相性や病気の状況もあるから難しいだろうなぁ。
何より辛いのは、家族として暮らした猫を再び見送るという悲しみが待っていること。その子が幸せな最後を過ごしてくれたとしても、ボク自身がその悲しみに耐えられる自信がないというのが本音。なかなかハードルは高い。
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