アナベル人形は悪魔のポータル
おいおい、なんやねんこの暑さは!
ボクが暮らす神戸の最高気温は36度で、大阪市、京都市もほぼ同じ。大阪の堺市なんて37度を超えている。朝から強い東風が吹いているので、自宅で過ごしている分にはどうにかなる。感覚としては空気が乾燥しているので、フェーン現象のようなことが起きていると思う。
今日は9月9日だというのに猛暑日だなんてウンザリ。明日以降は今日ほど気温が上昇しない予報だけれど、まだまだ暑い日が続きそう。だったら涼しくなるのには背筋が冷っとするホラー映画がいい。そんな猛暑にピッタリの映画を観た。
2024年 映画#161
『アナベル 死霊博物館』(原題:Annabelle Comes Home)という2019年のアメリカ映画。『死霊館ユニバース』としてシリーズ化されているホラー作品。最初に公開された『死霊館』から公開順に観てきたけれど、配信されていない作品があったので中断していた。
でもこのシリーズは単独で観てもさほど影響がないので、配信されている作品を先に観てしまうことにした。この作品は最初の『死霊館』で登場したアナベルという恐ろしい人形の続編的な物語。
このシリーズを牽引しているのはパトリック・ウィルソン演じるエド・ウォーレンと、ヴェラ・ファーミガが演じるロレイン・ウォーレンの夫婦。ロレインは強い霊能力を持っていることで、夫婦は心霊研究家として数々の霊現象に対応してきた。この夫婦は実在の人物。
今回もこの二人が登場するけれど、この作品の主人公は二人の娘であるジュディ。前段階としてウォーレン夫婦がアナベルという人形を持ち帰り、呪物が集められている部屋に収納した。ところが霊現象が絶えないことで、ある教会で使われていたガラスケースに入れて施錠した。そうすると結界が張られているようで霊現象が収まった。
ある日、夫婦は仕事でしばらく家をあけることになった。そこでメアリーという高校生のシッターを雇った。それだけなら問題はなかったけれど、そのことを知ったメアリーの友人であるダニエラがウォーレン家に行きたいと言い出した。
種明かしをするとダニエラは自分が運転する車で事故を起こして父を死なせていた。それで父に会って謝罪したいと思い、ウォーレン家のコレクションルームに行けば霊現象が起きて亡くなった父に会えると思っていた。
結果としてダニエラはアナベルのガラスケースを開けてしまう。アナベルは悪霊が取り憑いているといより、悪魔がこの人形をポータルとして使っていた。それゆえこの家に悪魔が放たれてジュディ、メアリー、そしてアナベルたちが様々な霊に襲われるという物語。
この映画における救いは、誰も死なないこと。何度も危ないシーンはあったけれど、母親譲りの霊能力があるジュディの活躍で難を逃れている。それでも最初から最後までドキドキの連続で、夏の暑さが吹っ飛ぶ上質のホラー作品だと思う。
特にジョディを演じたマッケナ・グレイスという子役は素晴らしい。調べてみると他の作品でも活躍している女優だった。まだ現在でも18歳なのでこれからが楽しみな俳優さんだと思う。
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