苦手は視野を広げる栄養
音楽は好みに左右されるので、サブスクが主流になることで偏った聴き方をしてしまいがち。そうなると新しいジャンルやミュージシャンと出会う機会が失われてしまう。せっかく聴き放題なんだから、あえて苦手な分野のアーティストを聴くことで視野が広がっていく。
あまり好きなタイプではないけれど、ここ数ヶ月気になっていたシンガーソングライターがいた。グレイシー・エイブラムスという25歳の歌手。見た目は魅力的なんだけれど、楽曲がイマイチ肌に合わない。囁くような歌い方で、それならビリー・アイリッシュの方がずっといい。
それでもグレイシーの『Close To You』という曲が耳につくようになって、今年の6月にリリースされたニューアルバムを聴いてみた。やはり印象は変わらないけれど、何度も聴いているうちに引き込まれる魅力があると感じるようになった。思い切って苦手な雰囲気にトライしたことで、新しいミュージシャンに出会うことができた。
そして彼女について調べみて、さらに驚くことがわかった。エイブラムスという姓がどこか聞き覚えがあったから。調べみてびっくり!
なんと彼女はスタートレック、スターウォーズ、そしてミッション・インポッシブル等の映画を監督していたJ.J.エイブラムスの娘だった。マジで驚いた。なかなかの美人なので、もしかしたら父親の作品に出演して女優になるかも。
そんな彼女の演技が見られるミュージック・ビデオをリンクしておこう。ニューアルバムに収録されている『Risk』という曲。
さて苦手と言えば、ボクは高校時代に物理学が大嫌いだった。いつも赤点を取らないように試験前は用語だけを記憶した。どうにか単位は取れたけれど、化学や生物学は好きなのに、物理学は苦手という意識がいつまでも抜けなかった。
それでも成人してから物理学の本を少しずつ読むようになって、今では苦手だとは思っていない。計算式等は理解できないけれど、物理学に強い関心を持っている。だからたまにこのような本を読んで、物理学の興味を刺激している。
2024年 読書#77
『文系でも良くわかる 世界の仕組みを物理学で知る』松原隆彦 著という本。
タイトルや表紙からわかるように、現代社会において物理学がどのように応用されているかを身近に感じられる書籍。ボクのように高校時代に物理学が苦手だったと感じている人でも楽しく読める構成になっている。
こうした苦手分野の書籍を時々は読むことで、不思議なことに得意分野の理解をより深めることができる。そして雑学としていろんな場所で応用できる。この本を読めば物理学が好きになるかもよ。さらっと読める心地いい本だった。
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