呪いの失敗はメチャ恐ろしい
今年の太平洋高気圧はいつまで日本に居座るつもりなんだろう? まじでどこかに消えて欲しい。
昨日の猛暑日ほどではないけれど、今日の神戸は33.6度まで気温が上がった。もはや9月上旬の気温ではない。大阪市は35度を超えて猛暑日だし、京都市なんてもう少しで37度に達しそうな勢い。
この暑さに対応するには、さらに熱いもので気持ちを高めるしかない。今は今年の6月にリリースされたアヴリル・ラヴィーンのベストアルバムを聴いて気分を盛り上げている。彼女は心底からのロッカーだよね!
そしてやはりこの暑さにはホラー映画がいい。『死霊館ユニバース』でまだ観ていない作品を観て暑さを吹き飛ばした。
2024年 映画#162
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(原題:The Conjuring: The Devil Made Me Do It)という2021年のアメリカ映画。今回も写真のパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガが演じるウォーレン夫妻が活躍する。
この映画は1981年に起きた実話を元に作られている。脚色されている部分はあるとしても、裁判や警察の動き等は事実に基づいている。この出来事の解釈は映画を観ている人に委ねられているけれど、ボクとしてはウォーレン夫妻の体験を事実だと感じている。
最初はデヴィッドという8歳の少年の悪魔祓いにウォーレン夫妻が立ち会うシーンで始まる。その際の実際の録音もエンドロールで流れているので、映画でも忠実に再現されている。少年のデヴィッドがエクソシストの司祭をなじる言葉は、どう考えても声変わりしていない少年の声ではなかった。
立ち会ったのはデヴィッドの姉を含めた家族と、姉の恋人のアーニー。悪魔の抵抗は強烈で、デヴィッドの身体から離れようとしない。凄まじいポルダーガイストを起こし司祭は負傷した。そしてパトリック・ウィルソン演じるエドの心臓を止めようとした。
心筋梗塞を起こしたエドは、意識を失いつつも少年の姉の恋人であるアーニーが、デヴィッドから離れて自分に取り憑くように悪魔と交渉するのを見た。けれどエドは意識不明で病院に運ばれ、デヴィッドは普通に戻ったことでエクソシストは成功したと思われた。
ところが事件が起きた。エドが意識を戻したと同時に妻のロレインに急を告げた。アーニーに悪魔が取り憑いている。だからすぐに彼を隔離するようにと叫んだ。ところがその時に、すでにアーニーは殺人事件を起こしていた。そして警察に逮捕された。
このままではアーニーは死刑になってしまう。そこでウォーレン夫妻はアーニーの殺人が悪魔によるものだという証拠を集めることになった。やがて恐ろしいことがわかる。悪魔は偶然に現れたものではなく、ある人物の呪いによって召喚されたことがわかった。
そしてその呪いが成就されるため、次はエドが悪魔の攻撃対象となった。ということでウォーレン夫婦と呪いを仕掛けた人物との戦いとなった。その戦いがどうなって、さらに裁判にどのように影響したかを見たい人は映画をどうぞ。
恐ろしいのは呪いの失敗。このシーンには人を呪わば穴二つという言葉を思い出した。
事実から述べておくと、死刑が確実だったアーニーは有罪だったけれど、懲役5年の量刑となった。刑期を終えた彼は恋人であるデヴィッドの姉と結婚して現在に至っているそう。実話の映画化だけに、リアリティが高くで本気で怖くなる作品だった。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする