ついに日露戦争が勃発
言いたいくないというか、もう書きたくないけれど、今日も本当にクソ暑い(言っているし、書いているけれどwww)
ボクが暮らす神戸は34度を超えたし、大阪市も京都市も35度を超えて猛暑日。明日が歯科医の定期検診なんだけれど、前回に予約を入れた時は涼しくなっていい時期だなと思っていた。ところが明日も真夏の天気らしい。どうなっているんだろうね。
でもある小説を読んでいて、暑さくらいでぼやいている自分が恥ずかしくなった。100年以上も前、日本の兵士たちは大国のロシアを前にして生きるか死ぬかの戦いを余儀なくされていた。そんな兵士たちの姿が描かれた小説を読んだ。
2024年 読書#78
『坂の上の雲 三』司馬遼太郎 著という小説。ふと思い立って読み始めた小説。以前から素晴らしいと聞かされていたけれど、なかなかその気になれなくてようやく読み始めた。そして不思議なことに、ボクが第1巻の本を手にした時、この作品のドラマが再放送されることが報道された。
きっと意味があって読もうと思ったのだろう。この前の日曜日に放送された第1回のドラマを観たけれど、この情報量の多い物語がうまく映像化されていたと思う。今後のドラマがめちゃ楽しみになってきた。
小説は全6巻なので、この作品で半分を読了した。この第3巻から物語のメインテーマである日露戦争が勃発する。学校の日本史では日清戦争や日露戦争について詳細に教わることがなかったので、ボクは初めて知ることが多くて好奇心を強烈に刺激されている。
そして同時に、この時代の日本人たちを心から尊敬するようになった。それは戦争を礼賛するという意味ではない。日本を守るために戦争をするしかなかった。江戸時代の幕藩体制から日本人という意識が芽生えたばかりの時代。それだけに列国に押し潰されないよう、当時の日本人たちは必死だったのだろう。
もしこの時代の日本人が踏ん張らなければ、日本は多くのアジアの国と同じように植民地化されていたはず。必然的に日本古来の宗教や文化は解体されいたに違いない。
この第3巻はこれまでの2作品に比べてはるかに読み応えがあった。面白いという言葉に語弊があるかもしれないけれど、作品として本当に面白い。ここで日露戦争に説明をしても意味がない。
この第3巻ではまだ旅順は陥落していない。だから海軍はそこから動けないし、陸軍もかろうじてロシア軍を追い詰めたものの、遼陽、そして沙河の戦いにおいて気が遠くなりそうな人命を失っている。
とにかく「資金」がない。必然的に兵士の数は少なく、砲弾の見込みにミスがあったことで陸軍は必要な砲弾を手にすることなく、ロシアという大国と戦っている。結果として勝利したことがわかっていても、もし負けたら日本という国が滅ぶことは確実だった。
続きが気になるので、できるだけ早く第4巻を読みたいと思っている。そして並行してドラマでこの原作の世界を追体験していこうと思っている。
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