信じるか、信じないか
ここのところ天気予報があてにならない。昨日は外出直前に雨雲レーダーを確認すると、1時間後には激しい雨が降るとのこと。それで大きな傘を持って出たのに、結局ずっと晴れたままだった。重い買い物の荷物もあるのに、使わない傘を持ち歩いているだけだった(涙)
そして今日は丸1日曇りの予想。それで少しは最高気温がマシになると期待していた。ところが朝からカンカン照りで、ほとんど晴れていた。神戸の最高気温は34度を超えて真夏の気温。大阪市は35度を超えた猛暑日だった。明日の天気予報を見ているけれど、また暑くなると思っておくほうがいいかもね。
さて、興味深い本を読んだ。宇宙人にインタビューしたというもの。読み終えて感じたのは、「信じるか信じないかは、あなた次第」というもの。
2024年 読書#79
『エイリアン・インタビュー』ローレンス・R・スペンサー著という本。
ここで登場するエイリアンは、宇宙人やUFOが好きな人にはよく知られているはず。1947年7月8日にニューメキシコ州のロズウェルで空飛ぶ円盤が墜落したと言われている。アメリカ政府が正式に認めているわけではない。でもUFOマニアたちには事実だと思われている。
その円盤に搭乗していた宇宙人の士官、パイロット、そしてエンジニアである『エアル』という地球外生命体にインタビューした内容をまとめたもの。形式としてはそのインタビューを担当したマチルダ・オードネルという女性がインタビューした内容を、陸軍の正式文章の体裁でまとめられている。
この本が書かれたのは、すでに故人であるマチルダが著者のローレンスに手紙を書いたから。そしてこのインタビューの内容を送ってきた。『エアル』とは音声を使ってインタビューしたのではない。この『エアル』はこのマチルダだけに質問を許可し、テレパシーを通じて回答したとのこと。
その内容は宇宙人と地球との関わりについて。有史以前の出来事も多く含まれていて、もし事実だとすれば驚くような内容ではある。ただ最初にも書いたように、信じる人は信じるだろうけれど、そうでない人にはスルーされるだけ。なんの証拠もない内容なので、真偽を判断するのは難しい。
ボクの感想だけ書いておこう。まず文章がかなり読みにくい。印象としては専門家による翻訳ではなく、英語をコンピュータで日本語にしたような文章だった。だから読み物として、まずはその部分が気になって読解するのに余計な手間がかかった。
残念ながら内容的にはボクの心に響かなかった。地球に関わる宇宙人グループの対立構造に違和感を覚えたから。その対立構造が人類の歴史にも投影され、善と悪という二元論から感じるのは真実ではなく、人間が考えた物語的な創作性。
でもこれがマチルダの創作だとしたら、とてつもない想像力だと思う。広範な知識が要求されるので、創作を否定する人にとっては個人の思い込みで書けるものではないという反論になるだろう。ボクはSF ファンタジーとして読んだので、そういう意味では楽しかった。
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