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高羽そらさんインタビュー

ブックオフが閉店している理由

本業を支える副次的な部門だったのに、時代の波に押し流されて本業を追いやってしまう事例が増えている。わかりやすいのはレンタルDVDのチェーン店だったゲオ。

 

ボクが暮らす神戸の六甲にもゲオがある。以前は新作映画の広告がずらっと並んでいて、昔のレンタルビデオ店の雰囲気が残っていた。ところがNetflixやprimeビデオ等の配信が主流になったことで、同じく神戸の六甲にあったTSUTAYAが閉店した。

 

ゲオはしばらく従来の営業を継続していたけれど、やがて映画のポスターが取り外された。でもTSUTAYAのように閉店せずに営業を続けている。その理由は副次的な部門だったゲームソフトのレンタルや販売、そしてデジタル機器の買取や中古販売が主流となっているから。

 

これと同じような事情で、従来の営業形態を脱皮しようとしているチェーン店がある。それはブックオフ。

 

ブックオフが都内店舗を続々「閉店」…!突然の10月閉店ラッシュにファン落胆、業績好調だったハズがなぜ?

 

ブックオフは書籍の買取と販売で一躍注目された企業。ボクも本の断捨離の際にはお世話になった。そのブックオフの閉店ラッシュが続いているとのこと。来月の20日には都内で3店舗の閉店が決まっている。これは全国的な傾向らしい。

 

ところが企業としてのブックオフは経営が上向き。メルカリ等のアプリが流行した時期には、書籍の転売が大幅に落ちて経営危機になった時もあった。でも現在では好調な成長を続けている。なのになぜ閉店が続いているのか? リンク先の記事を読んで納得した。

 

ブックオフは名前からして書籍の買取と古書の販売から始まった。でも現在ではゲームソフト、トレーディングカード等の買取や販売が売上の中心となっているそう。それで営業成績が向上している。

 

つまり本業だった書籍の転売では利益が出ない。つまるところ本を読まない人が増え、出版不況のあおりを受けているのだろう。中古の本であっても買わない人が増えているらしい。それゆえ書籍しか置けない規模の店舗では採算が取れない。

 

閉店している店舗は狭く、ゲームソフト等の主力商品を配置するスペースがない。だから無駄を省くために閉店ラッシュが続いているという理由だった。ブックオフは、すでにブックオフではないということ。本好きのボクとしては、なんとも言えない悲しい事情。

 

書籍という文化が消えることはないだろう。でも、確実にその規模が縮小していくのは事実。書店や出版社の廃業はこれからも増えると思う。なんだか寂しい時代になってしまったなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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