温暖化に関するプラスチックの誤解
今日から10月だというのに、太陽が出てくるとかなり暑い。秋雨前線が日本海へと北上したので、関西は夏の高気圧に覆われているから。神戸の今日の最高気温は30度の予報で、京都なんか33度という真夏の気温。
今年の酷暑は本当に長くて厳しい。これはどう考えても地球温暖化の影響だろう。それゆえ温室効果ガスである二酸化炭素等の減少は、世界が一丸となって取り組むべきことだと思う。その地球温暖化にとって「悪役」とされているのがプラスチック。
これは以前から大きな誤解があると言われてきた。なのに世界の趨勢としてはプラスチック排除へと動き、日本でもあるバカな大臣がレジ袋を有料化してしまった。その短絡液な施策は、実情を無視した世界情勢への忖度でしかない。
プラスチックへの誤解は、全体の流れを考慮せずに部分だけを捉えたゆえに起きている。そのことがわかりやすく解説された記事を見つけた。
プラスチックに代わるものとして提唱されているのが、アルミ、ガラス、そして紙。現在プラスチック製品として使われているものを、これらの素材に変更することで二酸化炭素の排出量を減らそうと提言されていてる。
ところがリンク先の記事によると、これらの代替品に移行することでかえって二酸化炭素の排出量が増えてしまうとのこと。その根拠を記事から抜き出してみよう。
・紙袋の製造には、ポリ袋の5倍の温室効果ガスが排出される。
・アルミ缶の製造は2倍、ガラス瓶は3倍、木製のダイニングセットはプラスチックの2倍の温室効果ガスを排出する。
・紙袋は同僚のポリ袋より重量が6倍も思い、ゆえに自動車での輸送の際により多くの温室効果ガスを排出する。
ここまで確実にプラスチックの有利さが出ているのに、相変わらずプラスチック製品が「悪者」扱いされている。それはこの記事にも書かれているけれど、『温室効果ガスの排出量を評価する際に、製品の製造から使用後の廃棄まで、全体のサイクルを考慮に入れていないからだ』とボクも思う。
日本のマスコミはこうした事実を取り入れることなく、従来のプラスチック「悪役」説をこれからも前面に押し出してくるだろう。そんな偏向報道に影響されることなく、できる限り情報を集めてより実情に近い知識を身につけたいと思う。とにかく地球温暖化は深刻な問題であるのは事実だからね。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする