闇を感じ取ったドワーフの王子
深夜から未明にかけて秋雨前線の強い雨が降った神戸。昼間は曇り空だけれど、夕方からもうひと雨ありそうな予報になっている。同時に強い六甲おろしが吹き始めたので、いよいよ本格的な秋の空気が入ってきた。
今の黒い雲は不吉なものではなく、秋の空気の配達人のようなもの。明日からは晴れて、秋らしい天気になるだろう。いよいよ衣替えと、年末の大掃除の時期が近づいてきたな。
そんな秋を知らせる黒い雲ではなく、限りなく怪しい闇の空気が満ちてきたドラマを観た。シーズン2に入ったそのドラマは、いよいよ核心に近づきつつある。
2024年 映画#180
『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題: The Lord of the Rings: The Rings of Power)シーズン2・エピソード3『大鷲と王笏』という2024年のドラマ。前回の感想については『善も悪も能力を解放してきた』という記事に書いているので参照を。
この第3話の始まりは、シーズン1で死んだと思われていたイシルドゥルの生還から始まった。モルドールの火山の噴火によって死んだと思われていたが、生きていて大蜘蛛シェロブの巣に餌として囚われていた。
助けたのは彼の愛馬のベレク。ちなみにこのシェロブという大蜘蛛は、『指輪物語』にも登場してフロドがもう少しで食べられてしまうところをサムが助けている。
どちらにしてイシルドゥルはまだまだ死なないから安心して見ていられる。彼は最終的に「ひとつの指輪」をつけたサウロンの指を切り落として指輪を奪うからね。でもその指輪の魔力に負けて、エルロンドが指輪を捨てろと言ったのに自分のものにしてしまった。そこから『指輪物語』につながっていく。
その「ひとつの指輪」を作ろうとしているサウロン。人間の姿からエルフに変身すると、アンナタールと名乗ってエレギオンの主人であるケレブリンボールへの接触に成功した。そしてエルフの王に嘘をつかせて、指輪の製造を継続しようとした。
エルフの指輪は成功したので、次にドワーフの7つの指輪をケレブリンボールは創ろうとした。だがドワーフに協力してもらい、ミスリルという希少な材料を提供してもらう必要があった。そこでドワーフ王の王子である写真のドゥリン王子(のちのドゥリン4世)夫婦と交渉した。
でも王子はアンナタールを怪しみ、エルフの神々しい姿なのに闇を感じ取った。嫌な予感はその通りなんだけれど、ドワーフ王国が滅亡の危機に瀕していたことで、ドワーフ王はその指輪にドワーフの運命を託すことにした。
ということでドワーフのための「力の指輪」が作られることになった。サウロンの野望は確実に進展している。このドワーフの指輪の次には、人間の王に与える9つの指輪が創られる。シーズン2は今月の3日に最終回の第8話が配信された。残り5つになってしまったので、大切に観ていきたいと思う。
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