魔物でも敵の敵は味方
停滞する秋雨前線の影響で今日の神戸は朝から曇り空。おかげで夏日が続いていた気温が下がり、今日はかなり涼しい。昨日に衣替えして正解だったかも。外回りの大掃除はすでに終わっているので気温が下がるのは大歓迎。
今日は冷蔵庫の大掃除が完了。明後日はミューナを病院に連れていくので大掃除はお休み。ミューナの食欲は回復気味だけれど、体重がじわじわと下がっている。他にも気になるところがあるので、今回の通院は獣医さんとじっくり話をすることになりそう。無事に通院が終わりますように。
さて、トールキンが創造した「中つ国」のドラマ化がますます面白くなってきた。
2024年 映画#191
『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題: The Lord of the Rings: The Rings of Power)シーズン2・エピソード5『岩の館』という2024年のドラマ。前回の感想については『映画でスルーされたキャラが登場』という記事に書いているので参照を。
エルフの職人集団によって構成されているエレギオンに侵入したサウロン。エルフの姿に変身して名前をアンナタールと名乗り、エレギオンの主であるケレブリンボールを騙すことに成功した。エルフに与えた3つの「力の指輪」に続いて、ドワーフに与える7つの「力の指輪」を完成させた。指輪を手にした瞬間が写真の場面。
指輪を得たドワーフのドゥリン3世は、その魔力によって暗く閉ざされていた彼らの国に太陽の光を呼び込むことに成功した。でもその指輪にはサウロンの悪意が含まれていて、ドゥリン3世は貪欲になって我欲に支配されてしまう。サウロンの狙い通りにドワーフの王にも闇が忍び込んだ。
その異変に気づいたのが息子の王子。未来のドゥリン4世である王子は、指輪がアンナタールによって禍々しいものになっているのではケレブリンボールに訴えた。ところがアンナタールにうまく言い含められ、ケレブリンボールは人間用の9つの指輪を作ることに同意してしまう。いよいよ人間にもサウロンの闇が近づいてきた。
このドラマが面白いのは、この段階においてサウロンはまだ悪の帝王ではないこと。モルドールを仕切っているのはアダルという元エルフでオークの首領となった男。アダルは殺したはずのサウロンが生きていることを感じとり、エレギオンにオークの軍隊を進行させていた。
同じくサウロンの陰謀に気づいたエルフのガラドリエルもエレギオンにやってきた。前回はオークとの戦いで捕えられたけれど、アダルの目的はガラドリエルを殺すことではなく味方にすることだった。つまりアダルのような魔物であっても、サウロンの敵はガラドリエルにとって味方だということ。
もしかしたらガラドリエルはアダルト手を組んでエレギオンに乗り込むかもしれない。映画では超然として『静』の雰囲気に包まれたガラドリエルしか見られなかったけれど、ドラマの若いガラドリエルはいろいろやらかしてくれそうでワクワクする。
シーズン2も残り3作になってしまった。見終わるのが寂しいけれど、続きが気になるからね。でもシーズン5まであるので、まだまだ6〜7年先まで楽しめそう。
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