ペットが病気の時に仕事を休む?
ミューナは4年前に慢性腎不全を発症したけれど、それまでは全く健康に問題がなかった。ただし生まれて3ヶ月くらいの頃に死にかけたことがある。それは母親から譲り受けたカリシウイルスに感染したから。
人間で言えばコロナやインフルエンザのような病気で、高熱が出て衰弱してしまう。まだ小さな身体でグッタリしているミューナを見た時は本気で死を覚悟した。でも京都時代に通っていた獣医さんのおかげで、ミューナは無事にその危機を乗り切った。
ただ治療のために3日連続でインターフェロンを注射しなければいけない。当時のボクは印刷会社で経理と財務を担当していた。70代の社長が経営する親族会社なので考えが古い。猫の病気で会社を休むなんて絶対に言えない。
でも獣医さんは自動車で行くしかなく、妻は免許を持っていないのでボクが自家用車を運転するしかない。それどころかミューナが心配でボクは仕事どころではなかった。それで必死で考えついたのがギックリ腰。実際にその数年前に印刷用の紙を運んでいてギックリ腰になった。それが再発したことにしてどうにか3日の休みを取ることができた。
ペットが病気の時に仕事を休めるか? 日本では難しいだろう。でもアメリカなら? ところがアメリカでもペットの病気で有給休暇を取ることはできないそう。でも近いうちに可能になるかもしれない。
ニューヨーク市でペットが病気の時、特別有給休暇を使ってお世話ができる法案が提出される
2024年10月25日、ニューヨーク市議会でペットのために従業員が有給休暇を利用できる法案(法案 1089)が提出されたとのこと。これまでは家族の病気や怪我が理由で有給休暇を与えることが雇用主に義務づけられていた。これだけでも日本に比べたら素晴らしい。
日本なんて有給休暇の規定があるだけで、上場企業は別にして、中小企業では有給休暇そのものを取ることが難しい。適当な理由を考えて休暇を取り、結果として有休扱いにしてもらうのが精一杯。
なのにニューヨーク市では家族だけでなく、ペットの病気でも雇用主が有給休暇を与えることが義務化されるかもしれない。この法案に関しては世論は大歓迎なので、成立する可能性が強いとのこと。
ペットだって家族だから、飼い主にすれば配偶者や子供と同じ気持ちで接している。だから病気になった時は仕事をしている気分ではない。この法案が通過して、世界的な先駆けになるといいなと思う。他の都市も追随してほしい。
でも日本は難しいだろうなぁ。だからペットが病気の時はギックリ腰になったり、親戚に死んでもらうしかないよねぇwww
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする