めちゃ痛快なロシア映画
気温は昨日よりやや低めながら、晴天に恵まれた神戸。今日も1日置きの年末大掃除をやった。10月に入ってスタートした大掃除は1ヶ月が過ぎた。ミューナの通院等で中断があったものの、このまま順調にいけば今月の15日に終わりそう。
毎年この時期に大掃除をやっていると、1年ごとに自分の年齢が増しているのをリアルに体感している。年齢を重ねるに従って確実に疲れやすくなっている。同じ規模の掃除をしても、以前ならその続きで朝のブログを書いていた。でも今日なんか時間はあったのに、そんな気力がわかない。やっぱ着実に歳を食っているんだろうね。
ボクたち夫婦は高齢者と言われる世代に近づいているし、ミューナは人間にすれば90歳近いおじいちゃん。そんな3人家族の我が家なので、妻曰く「セルフサービスの老人ホーム」という雰囲気。
といってもミューナに関しては完全介護みたいなものだけれどね。高齢猫ゆえの悩みや心配は尽きないけれど、少しでも笑顔になれるように日々を過ごしていこうと思っている。
さて、普段はあまり観ないロシア映画にトライした。これが最高に痛快な作品で、ロシアの映画界を見直してしまった。
2024年 映画#196
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(原題:T-34)という2019年のロシア映画。ボクが観たのは最初に公開された作品に25分ほどの未公開シーンを追加した『ダイナミック完全版』という作品。
その後に50分ほどのシーンを追加した『最強ディレクターズ・カット版』というのもあるらしい。つまりそれほど世界的にヒットとした作品だということ。
第二次世界大戦でソ連の陸軍少尉として参戦していたニコライが主人公。危機管理やとっさの判断に関して優れた能力を持っているというキャラ。前線の戦闘に参加したことがなかったのに、いきなりたった1台だけ残っていたT-34という戦車の車長となった。
敵のドイツ軍は何台もの戦車を連ねた中隊で侵攻してきた。なのにニコライたちはたった1台の戦車で互角に戦った。ところが力尽きてドイツ軍の捕虜になってしまう。その時に戦ったドイツの将校はイェーガーという人物だった。
それから3年ほど経過した。ニコライは捕虜になっても名前も身分も明かさない。収容所からの脱走を繰り返しては拷問を受けていた。そんなある日、ドイツのイェーガーが新しい戦車部隊を任されることになった。ドイツ軍がすでに配色濃厚な1944年のこと。
イェーガーが考えた部隊の演習は、捕虜のロシア兵に戦車を操縦させてドイツの戦車部隊が攻撃するというもの。ドイツの戦車は実弾を使うが、ロシア兵は実弾なしの戦車で逃げ回るだけ。要するに公開処刑のような演習計画だった。
適当な捕虜を探していたイェーガーは、自分を唯一苦しめたことがあるニコライを発見した。それで彼を脅してロシア兵の戦車を率いるよう強制した。ということで選ばれたのが先ほどの写真の4人のロシア兵。
この4人に与えられたのがT-34というソ連の戦車。ドイツ軍が接収したもの。ニコライは演習を強制されたものの、黙ってそのまま死ぬ気はない。ここから奇想天外のストーリーになって、この4人がプラハまで脱走するという物語。ニコライの恋愛物語も組まれていて、最高に楽しめる作品だった。
どのようにして脱走に成功したかはあえて書かない。この映画を観る楽しみがなくなるから。2時間半近くある作品なのに、時間を忘れて見入ってしまった。いやぁ、ロシア映画はなかなかすごいわ。
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