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高羽そらさんインタビュー

落ち葉はそのままがいい?

今のような落葉の時期になると思い出すことがある。それはボクと妻が働いていた京都祇園の芸舞妓事務所でのこと。歌舞練場の正面には大きな駐車場があって、そこに大量の落ち葉が集まってしまう。秋らしくてそこそこ綺麗だから、ボクはそのままでええやん、と思っていた。

 

ところが当時の事務長は来客用の駐車場なので放っておけないらしい。ボクたち部下に指示してくれたらいいんだけれど、一人で竹箒を持って黙々と枯葉を集めている。そうなるとボクたちも立ち上がるしかない。仕事があれこれあるのに、嫌々ながらせっせと落ち葉を集めていた。

 

確かに落ち葉は大変。この時期に歩いていると、街路樹の落ち葉が玄関で吹き溜まりになっている家をよく見かける。毎日のことだから大変だろう。ところがアメリカでは、落ち葉を片付けるのをやめようという声が高まっているそう。

 

アメリカで推奨されている「落ち葉を片づけるのをやめよう!」その理由とは?

 

アメリカでも落ち葉は片付けようというのが基本。ところが最近になって落ち葉をそのままにしようと呼びかけられているそう。その理由に納得した。

 

『その理由は、爬虫類や小型の哺乳類、両生類、昆虫といった生き物たちは、何らかの形で落ち葉の山に依存して生活しているから。こういった生き物たちにとって、落ち葉は食料になるだけでなく、冬を越す温かくて安全な避難所にもなる』とのこと。

 

なるほどねぇ。辛い冬を乗り切るために、落ち葉を利用している生き物は多いのだろう。そう思うと落ち葉をそのままにしておきたくなる。ただやはり苦情を言う人もある。落ち葉で暮らす昆虫には、いわゆる害虫という存在もいるから。さらに落ち葉が散らかっているのは見た目にも良くない。

 

そこで考えられたのが、落ち葉をアートにすること。落ち葉をハート型にしたり、樹木の下だけに集めて景観を整えることが推奨されている。森の生態系を守るためにも貢献できそう。ただこの運動は、アメリカの郊外限定だと思う。

 

ある程度の都会だと、そうした森が住宅地にない。だから枯葉を残しても生態系に好影響をもたらすとは考えにくい。さらに神戸のように風が強い地域だと、落ち葉でアートを作ってもあっという間に吹き飛ばされてしまう。結局は落ち葉が散らかるだけ。

 

落ち葉の有用性はわかっていても、実際にそのままにしておける地域は限られているだろうね。ということは今でも祇園の歌舞練場では職員の誰かが落ち葉を集めているかもしれないなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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