安心できるiPhoneの新機能
ボクが今使っているスマートフォンは昨年のモデルであるiPhone15。まだ最低でも1年はこの機種を使うつもり。毎年9月になると新しいiPhoneの登場と同時にiOSもヴァージョンが更新される。今年の9月まではiOS17を基本にアップデートしてきた。でも9月からはiOS18が最新版となっている。
ただ9月のリリース直後はバクの出ることが多い。それでいつも最初のアップデートまで待っている。10月の末にようやく改善されたiOS18.1がリリースされたのですぐにアップデート。そのiOS18.1には、地味だけれど安心できる機能がついているそう。
iOS 18.1でロック状態のiPhoneを一定時間後に再起動する「非アクティブ時再起動」機能がひそかに加わる
リンク先の記事で紹介されている新機能は、Appleが公式に認めたものではない。それでも専門家によるとその機能がiOS18.1から追加されているのは間違いないとのこと。
それは「非アクティブ時再起動」というもの。普通はiPhoneを使う前にロックを解除する。パスコードが基本にあって、以前なら指紋認証もあったし、最近ではFace IDが主流となっている。このロック解除前と解除後では、かなりセキュリティに違いがあるそう。記事から抜粋してみよう。
『iPhoneは起動後、「最初にロックを解除する前(Before First Unlock:BFU)」と「最初にロックを解除したあと(After First Unlock:AFU)」の状態で安全性が異なり、BFU状態だと生体認証がオフでデータが完全に暗号化された状態なので、機密ファイルを抜き出すことが非常に困難になります』
もしiPhoneを紛失したり盗まれた場合、AFUの状態なので安全性に問題がある。もちろん盗んだ人間がそのiPhoneのパスコードを知っていれば悪用されてしまう。でも知られていなかったり、紛失した状態でどこかに置かれたままだと機密データを守れる可能性が高い。そのためにはBFUの状態にするほうが安全だということ。
そこでAppleはiOS18.1の新機能として、ロック状態のiPhoneが一定期間を経過すると自動的に再起動する仕様に変更した。再起動によって少なくともBFUの状態にすることができるので、最低限の安全性を確保できる。その期間とは96時間とのこと。
普通にiPhoneを使っている人なら、96時間もロック解除をしないなんてあり得ない。だから通常は気づくことのない地味な機能だけれど、どことなく安心できる仕様だと思う。ちょっとしたことだけれど、安全性を考慮しているメーカーの気持ちを感じることができる。
ただし記事にも書いてあるけれど、犯罪捜査に携わる警察にとってはあまり好ましくない機能かも。以前から犯罪者のiPhoneロック解除に関して、警察組織とAppleは反目している。この自動再起動も、FBI等にすれば頭が痛いだろうなぁ。
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