ミューナに会いたい#1
ミューナが旅立って4日が経った。当たり前なんだけれど、心にポッカリと開いた穴を埋められずにいる。時間をかけてその穴を埋めていくしかないのはわかっている。でもミューナに会いたいという気持ちが心から消えない。だったら会いに行こうと決意した。
ということで新しいブログのカテゴリーを作った。体外離脱や明晰夢で亡くなった人と会ったことは何度もある。だから猫でも可能だろう。もしそうした体験を記録に残すことができたら、ペットロスで辛い思いをしている人の助けになるかもしれない。そう思ってこのカテゴリーを始めた。
ただ、しばらくは難しいと痛感している。体外離脱は究極的なリラックス状態を作られなければいけない。でも今のボクは強いショックを引きずっていて、心からリラックスできる精神状態ではない。
明晰夢も現状としては困難。なぜなら心身ともに疲れ果てていて、夢だとわかっていても思うようにコントロールできない。これも時間をかけて心と身体を癒していくしかない。だから当分は苦戦しそうなので、不定期な更新になるかと思う。
そこで今の段階でミューナに関連するやや不思議な体験を記録しておこうと思う。
ミューナが亡くなったのは11月22日。その前日の夜明け前、リビングでミューナと過ごしていてウトウトと夢を見ていた。高いビルの屋上に美しいイングリッシュガーデンがあった。庭には暖かい太陽の日差しが注がれていて、可愛い鳥の声も聞こえている。
その庭を楽しそうに散歩しているミューナがいた。身体は若い頃のようにしなやかでがっしりとしている。元気そうに木々の葉っぱに顔を近づけたり、鳥の声に耳を傾けていた。あぁ、幸せそうで良かった、とホッとした夢だった。
でも亡くなった後の体験は微妙なものばかり。昼間にウトウトしている時、左腕にミューナが寄りかかってきた重みを感じた。普通の夢でミューナを見つけ、彼の身体を撫でながら痩せていないので安心したという体験。
明晰夢では少し面白い体験があった。ガラス張りの巨大な温室があった。たくさんの熱帯植物が植えられている。そこには猫だけでなく、ライオン、トラ、ヒョウのようなネコ科の動物たちがたくさんいた。最初は怖かったけれど、近づくとどの子も甘えてくれる。まるで猫世界の天国のような場所。
もしかしたらミューナはここにいるのかも? そう思って周囲を見回すと、ガラスの向こうを歩いているミューナを見つけた。嬉しくて駆け寄ろうと興奮したせいか、そこで明晰夢から覚めてしまった。彼と会話できるチャンスだったのになぁ。今のところはボクの体験はこの程度。
ちなみに妻の感動的な体験も記録に残しておこう。ミューナが亡くなる22日の早朝。妻は現実と区別がつかないほどリアルな夢を見た。元気な姿でミューナがベッドにやってきて妻に甘えたとのこと。妻には本物のミューナにしか思えなかったそう。
これは間違いなく、ミューナが妻に挨拶に行ったんだろう。ミューナの肉体は終わろうとしているけれど、自分の魂はこんなに元気いっぱいだということを教えてくれたんだと思う。本当に優しいいい子だなぁ。
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