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高羽そらさんインタビュー

『猿の惑星』に見える動物蔑視

朝のうちは少し日差しが見えたけれど、午後からは本降りの雨となった神戸。午後9時ごろまでは雨が続くようで、仕事帰りの人たちは大変だろう。

 

こんな天気になると、ミューナのいない寂しさが増して気鬱になる。まだ4日目だから仕方ないか。妻とも話していたけれど、早く12月になって欲しい気がする。今年の11月は本当に辛い日々だったから。月が変わる、あるいは年が変わることで、少しずつ気持ちを切り替えていくしかないね。

 

といういことでいつもの映画鑑賞記録。

 

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2024年 映画#208

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(原題:Planet of the Apes)という2001年のアメリカ映画。1968年に公開された『猿の惑星』のリ・イマジネーション作品。要するに猿が人間を支配しているという設定だけが同じで、内容としては完全に異なるストーリーになっている。

 

この作品も観ていなかったので、これで今年に公開された作品以外は全て観たことになる。この2001年の作品はマーク・ウォルバーグが主演していて、宇宙飛行中に磁気嵐に巻き込まれて2029年の世界からはるか未来の世界へ飛ばされてしまう。

 

ここからは過去の『猿の惑星』と似たような展開になるが、流れとしてはなかなか面白い。監督がティム・バートンなので、独特の世界観が描かれていて面白かった。人間の集団と猿たちが戦うという設定も良かった。

 

1968年の『猿の惑星』のオチは、そこが地球だっというもの。この作品もそのパターンを踏襲している。再び磁気嵐がやってきて、マーク・ウォルバーグ演じるレオは自分のいた世界へと戻る。そして地球を目指してようやく帰還する。

 

宇宙船が不時着したのはワシントンDCのど真ん中。それでも無事に地球へ戻ることができた。ところが国会議事堂にあるはずのリンカーンの像の顔が違う。複数のパトカーが駆けつけたが、警察の制服を着ていたのは猿たちだったというオチ。まぁ、予想できたけれどね。

 

娯楽映画としては面白かった。ただこの映画の全ての作品を通じて感じるのは動物蔑視の視点。猿が世界を支配していて、人間は原始人のようになっているシーンが多い。ところがその猿たちは文明人だとは言い難い。

 

やたら好戦的で、すぐに奇声を発する。服を着ていても文化レベルは低く、どこか猿を馬鹿にしたような動物的なキャラ設定となっている。この部分がボクはどうしても引っかかってしまう。もちろん人間だって野蛮。今でも戦争をやっている。だとしても、そうでない人たちもいる。

 

でも映画の猿たちは、言葉を話すけれど野生の雰囲気が抜けていない。所詮、動物は動物。なんとなくだけれど、そんな制作者の無意識的な悪意を感じてしまう。まぁ、そうでないと映画にならないんだろうけれどね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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