ケイト・ブランシェット凄すぎ
天気予報はイマイチだったけれど、結局1日中いい天気の神戸だった。夕方になっても青空が広がっている。気温が下がってきたので、軽めのダウンジャケットで外出してちょうどいい感じ。ミューナが旅立った先週は比較的暖かったので良かった。寒い思いをさせずにすんだと思う。
ミューナとの接触は随時試行中。ブログにするほどではない体験はX等でポストしていくつもり。少しずつだけれど接触が増えてきた。
さて、今日も簡単に映画の感想を記録しておこう。ただひたすらケイト・ブランシェットの演技に圧倒された素晴らしい作品だった。
2024年 映画#209
『TAR/ター』(原題: Tár)という2022年のアメリカ映画。ケイト・ブランシェットが演じるはリディア・ターは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団における女性初の主席指揮者という設定。
リディアの音楽家としての経歴は抜群でカリスマ性もある。彼女はレズビアンで、楽団のバイオリニストの女性と同性婚をしている。夫という立場で養女と共に3人で暮らしていて、日本語の字幕も男言葉になっている。おそらく英語でもそれらしいセリフ回しなのだろう。
ただリディアは優秀なだけに、何かと問題の多い女性でもある。音楽界における権威として君臨しているだけに、いわゆるパワハラの傾向が強い。気に入らない楽団員や指揮者を追い詰めて辞めさせてしまう。抵抗すれば文句なくクビにする。
最も厄介なのはセクハラ。気に入った女性に手を出し、自分の言いなりにさせようとする。出世を匂わせて性的関係を迫り、抵抗すれば音楽業界で働けないようにしてしまう。要するにかなりのクズ。でも実力者ゆえに誰も口出しできなかった。
ところがある女性音楽家が自殺したことで、リディアの実態がマスコミに晒されていく。そしてそのまま没落の道を辿っていくというストーリー。
このクセのある難しいキャラを、ケイト・ブランシェットが見事に演じ切っていた。これまでの経歴で名女優なのは証明されているけれど、改めて俳優としての彼女の実力を見せつけられた作品だった。
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