テメレアから学ぶ19世紀の実情
今日は旅立ったミューナの初七日。Xでもポストしたように、早いような長いような1週間だった。気持ちの浮き沈みが体調と連動するので、手探りで過ごしたような辛い7日間だった。
明日で辛かった11月も終わる。少しずつだけれど、気持ちを切り替えていかなくては。そんな時に助けになるのが音楽。特にロックミュージックは安定しない感情の波を特定の方向へと導いてくれるパワーを持っている。
そんな今のボクを助けてくれているのは、リンキン・パークが今月の15日にリリースした7年ぶりのニューアルバム。
ニューアルバムはは『From Zero』というタイトル。2017年にヴォーカルのチェスター・ベニントンが急死して活動停止状態だったリンキン・パーク。でも新しいヴォーカリストを迎えて復活した。
なんとそのヴォーカリストは女性で、エミリー・アームストロングというかなりの美人。今もこのアルバムを聴きながらブログを書いている。
昨日、そのアルバムの収録曲を演奏したライブ動画が公開された。ミュージックビデオもいけれど、やはりロックバンドはライブが最高!
ということでバンドの復活を祝い、かつボクの心の復活も願ってこのビデオをリンクしておこう。曲は『Two Faced』というタイトル。美人ヴォーカルのエミリーが放つ爆発的なエネルギーを実感できるよ!
さて、ドラゴンが活躍するシリーズ小説に終わりが近づいてきた。全9巻の大長編の7巻を読了した。
2024年 読書#102
『テメレア戦記7 黄金のるつぼ』ナオミ・ノヴィク著という小説。19世紀初頭、ナポレオンがヨーロッパ全土を侵略しようとしている時代が物語の舞台。史実を交えながら、世界にはドラゴンが普通に暮らしているという設定。ドラゴンは各国の空軍として利用され、戦争の行方を左右するほどの影響力を持っていた。
主人公はイギリス空軍のキャプテンであるローレンスと、希少な中国産のドラゴンであるテメレア。長い物語なのでストーリーは割愛しよう。ある出来事でオーストラリアに流罪となったローレンスとテメレア。兵士としての資格も剥奪されていた。
でもチームのメンバーと平和に暮らしていたローレンスは、いきなり軍籍の復帰を認められた。任務として課せられたのは、ポルトガルの植民地ブラジルに奴隷として送られた自国民を取り戻したいツワナ王国とフランスの連合を防ぐこと。過去の経緯によってツワナ王国はローレンスたちでないと対応できないと判断されたから。
今回も冒険や危機の連続。ショックだったのはローレンスのかつての部下だったライリー船長が輸送船の沈没で亡くなってしまったこと。1作目からのレギュラーだったから驚いた。ということで今回の物語の舞台は南米のインカ王国が中心となる。
19世紀初頭の歴史にあまり詳しくなかったけれど、この物語を通じてこの時代の実情を学んでいる。今回もヨーロッパ諸国による非道な植民地政策や奴隷制度について当時の様子を知ることができた。とにかくテメレアたちの旅はまだまだ続く。次回は再び中国が舞台となりそう。読むのが楽しみ!
次の第8巻は今年の9月に邦訳が出版されたところ。ようやくここまで追いついた。おそらく最終巻の第9巻は来年に刊行されるだろうと思う。物語の終わりが近づいてきて寂しいけれど、まだしばらくはローレンスとテメレアたちの活躍を楽しもうと思う。
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