カフェインは中高年の味方
ボクはコーヒーが大好きで、20代の頃は1日に5杯くらいはブラックで飲んでいた。おそらくカフェイン中毒と言っていい状態だったと思う。今も好き放題にしていれば、平気で同じくらい飲んでしまう。だからここ数年は朝と午後の2杯に限定している。
ただコーヒー、つまりカフェインというのは健康的な効果も認識されている。適切な量を摂取すれば、飲まない人よりも健康に過ごせるというデータが集まってきた。昨今ではコーヒー等のカフェインを勧める傾向にある。
そのカフェインの効果的な働きが、最新の研究で発表されている。もしかしたらカフェインは中高年の味方かもしれない。
カフェインを控えすぎると記憶障害になるリスクが「3倍」近く増加すると判明
カフェインの効果として考えられているのは、アルツハイマー病(AD)の進行を遅らせるというもの。これまでの研究ではカフェインが記憶や警戒心を高めることで、認知機能をサポートすることが明らかになっている。
さらに動物実験によって、カフェインが脳の異常タンパク質の蓄積を遅らせる作用があることも確認されている。でも実際のAD患者に対してカフェインがどの程度の効果があるのか明確になっていなかったそう。
そこでフランスのリール神経認知科学研究所がAD患者を対象に実験を行い、今年の8月にカフェインの効果を発表している。どうやらカフェインは認知症の症状を抑制する効果があるのは確実とのこと。
具体的にはリンク先の記事を読んでもらうとして、カフェインの摂取を控えると記憶障害になるリスクが3倍近くになることがわかった。カフェインが記憶や思考の健康を守っているのは事実とのこと。
ADの原因となるのはアミロイドβという物質。これは健康な人の脳でも生成されているけれど、通常は分解・排出されてしまう。ところが高齢になってくると蓄積するようになり、ADを発症させてしまう要因となる。
でもカフェインを摂取することで、アミロイドβの蓄積を抑制することがわかった。さらに脳の神経を柔軟にして、記憶力を維持する働きがあると考えられているそう。だからADにならないため、あるいは症状を抑えるためにカフェインは大きな効果があるということらしい。
量としては通常のコーヒー2杯分以上が適切らしい。ちなみにコーヒー1杯(約150〜180ml)に含まれるカフェインの量は、およそ 80〜120mgになる。紅茶一杯分は約30 mg、チョコレートはカカオの含有量によって約14~42 mgのカフェインが含まれているそう。
コーヒーが飲めない人も、紅茶やチョコレートでカフェイン摂取ができる。もちろん日本茶もいいだろう。我が家は常に日本茶が飲めるようになっているし、チョコレートも適量を毎日食べている。そのうえボクはコーヒーを2杯飲んでいるので、まずますのカフェイン摂取量かな。取りすぎも良くないだろうから、このペースをキープできたらいいかもね。
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