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高羽そらさんインタビュー

DVの恐怖を実感させる構成

今日で辛かった11月が終わる。ミューナの様子が変だと思ったのは9月の下旬。それでも10月は復活する期待を感じさせてくれた。でも11月に入ったとたんに状況が悪くなるばかり。結局は12月を迎えることなく旅立ってしまった。

 

逆に言えば短い時間で旅立ったということ。年齢を考えれば、ある意味良かったと思うべきなのかもしれない。ただ18年以上も一緒の時間を過ごしてきたわけだから、そう簡単に喪失感が拭えることはない。それでも明日から月が替わり、さらに1ヶ月後に年が替わることで気持ちを切り替えていくしかないのだろう。

 

さて、実話を元にした素晴らしい映画を観た。DVの実態をリアルに感じさせる作品だった。

 

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2024年 映画#210

『ラヴレース』(Lovelace)という2013年のアメリカ映画。1972年にアメリカで公開された『ディープ・スロート』という有名なポルノ映画がある。ボクは子供だったので知らなかったけれど、ポルノ映画にも関わらず巨額の興行成績をあげているそう。

 

主演したのはリンダ・ラヴレースという女性。夫のチャット・トレイナーと共にこの映画に関わったことで成功した。その二人を演じているのが写真のアマンダ・セイフライドとピーター・サースガード。この二人の名演によってこの映画は成り立っていると思う。

 

リンダは映画の成功によってスター扱いされる。もちろんポルノ映画ということで、両親からは冷たい態度を取られた。それでも貧乏生活から抜け出せたことで成功者だと言えた。ところがそれは見た目だけだった。

 

映画の前半で二人の出会いと結婚、そして映画での成功が描かれる。これは世間の光が当てられた部分で、ボクたちがネットニュース等で見聞きしている情報と同じ表面的な性質を持っている。

 

ところが映画の後半で、二人の人生の闇が描かれる。同じシーンの裏側という構成になっているので、見た目と事実とのギャップをリアルに感じる。夫のチャットは完璧なDV男。妻のリンダを脅すことで売春をさせたり、ポルノ映画に売り込んでいた。言うことを聞かないと暴力で口を封じてしまう。

 

リンダは実家に逃げて母に助けを求める。でも敬虔なクリスチャンである母は、夫の言うことに従うべきだとしかアドバイスしない。途方にくれたリンダは失意のまま夫の元に戻ってしまう。最終的には勇気を振り絞って夫の元を離れ、世間に真実を伝える暴露本を出版するという流れ。

 

DVというのは明るみに出にくい。暴力を受けている人が隠そうとするから。これはそんなDVの実態が映画の構成を通じてリアルに感じられるようになっている。

 

アマンダ・セイフライドの体当たり演技もこの映画を成功させていると思う。彼女は何度もトップレス姿を見せていて、この映画にかける女優としての本気を感じさせる作品だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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