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高羽そらさんインタビュー

戦争で現出する国家のエゴ

昨日よりは気温が上がったものの、今日も冬らしい寒さの神戸だった。でも予定していた通り、2週間後に控えたミューナの納骨の下見に行ってきた。ペット霊園のアクセスを調べると、山手にあるのでどうにも便がよくない。

 

ボクの自宅からだと20分歩いて阪急電車の阪急六甲駅まで向かい、そこから列車で大阪方面の岡本駅まで乗る。そしてそこから神戸市バスに乗ってペット霊園まで行くことになる。少なく見積もっても1時間以上はかかるし、バスのタイミングが悪ければさらに遅くなりそう。

 

ただ自宅からの直線距離はほぼ東の方向で、そんなに遠く思えない。試しにGoogleマップで徒歩の時間を調べてみると40分だった。ということで今日は実際にその道を歩いていみた。ナビ機能を使ったので迷うことなく35分で到着。これなら歩いて行くほうが確実で早い。

 

それで2週間後は徒歩で行くことにした。でも歩いてわかったけれど、アップダウンはあるし、急で長い階段もいくつか上り下りする必要があった。さらにクネクネと道を移動するので道に迷いやすい。下見をしておいて正解だった。これで2週間後の納骨を終えてたらようやく一区切りになると思う。

 

さて、戦争がもたらす害悪に関して、今までにない観点からの事実を教えてもらえる映画を観た。こんな出来事があったのを知らなかった。

 

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2024年 映画#217

『バトル・オブ・ブリテン 史上最大の航空作戦』(原題:Hurricane)という2018年のイギリス・ポーランド合作映画。物語の舞台は1940年のイギリス。第二次世界大戦の初期で、ドイツ軍がイギリス本土上陸を狙って戦闘機による攻撃を仕掛けてきた。実際にロンドンは空襲を受けている。

 

その制空権を争った戦闘が『バトル・オブ・ブリテン』と呼ばれている。この映画は実話に基づいて作られていて、主人公はポーランド人のヤンという戦闘機パイロット。ポーランドは1939年の開戦当初にドイツとソ連によって国を奪われてしまった。

 

ポーランド人の兵士たちはフランスに逃れて戦ったけれど、そのフランスも陥落。最終的にイギリスに渡ってドイツ軍と戦うことになた。イギリス軍もドイツ軍の攻撃に苦しんでいて、毎日大勢のパイロットが命を落としていた。でも戦争に負けたポーランド人を誰もが見下している。

 

彼らを戦力として認めず、戦闘機に乗せずに爆撃機しか任せなかった。ところがそうも言っていられない。イギリス軍の戦況は悪化する一方で、パイロット不足が問題になってきた。そこでヤンたちポーランド人の部隊が戦闘機で前線に出ることになった。

 

彼らの参加によって戦況は一変。ポーランドの舞台は次々と敵機を撃ち落とし、イギリス軍のどの部隊よりもめざましい戦績を残した。そうなると軍部首脳は手のひらを変え、戦意高揚のプロパガンダに使えると判断。マスコミを利用してポーランド軍の活躍を讃えるようになった。

 

そんな欺瞞に満ちたイギリス軍幹部の対応に反発しながらも、ポーランド兵たちは果敢に戦った。そしてドイツ軍は降伏して連合国が勝利。本来なら賞賛を受けるべきポーランドの兵士たち。なのに戦争が終わるとイギリス政府はポーランド人に厳しい規制を課し、従わない人間は国外追放とした。

 

馬鹿にしていたのに、戦争に有利だと思うと宣伝に使う。そして戦後はゴミのように捨ててしまう。そんな大国のエゴがリアルに描かれた作品だった。おそらくイギリス人が観ても自国の行動を恥じるだろう。よくできた素晴らしい映画だった。

 

ちなみにヤンのその後を調べてみた。なかなかユニークな人生を送ったようで、とても興味深い人物だった。彼の人生に焦点を当てて映画にすればとても面白い作品になると思う。なんと1986年まで健在だったとのこと。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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