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高羽そらさんインタビュー

リメイク作は見比べが楽しい

今朝のブログで書いたように、今日は明日のパーティーに備えての買い出しを済ませた。といっても我が家は基本的に買い物は2日に1度で、その2日間は同じメニューにしている。つまり今日の夕食メニューは、ケーキがないだけで明日のパーティーと同じ。アルコールも用意しているので前夜祭のようなものだね。

 

だから今夜からミューナの18年と5ヶ月の人生(猫生?)全うを祝して乾杯しようと思う。それにしてもクリスマスと年末が近づいてきたせいか、今日のスーパーは激混みだった。もう今年も残り10日足らずだものね。

 

さて、先日に『Coda コーダ あいのうた』という映画を久しぶりに観た。コメディながらもハートウォーミングな物語。その映画の感想については『設定の上手さが名作を生んだ』というブログに書いた。そこで書いたように、この作品はフランス映画のリメイク作品だった。

 

ということでこれまた久しぶりに元の作品を観ることにした。

 

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2024年 映画#224

『エール!』(原題:La famille Belier)という2015年のフランス映画。基本的な設定はハリウッド版と同じ。というか、こちらが元作品だけれどね。

 

久しぶりに観ると記憶が混ざっていて忘れていることがいくつかあった。ハリウッド版では高校生だった主人公のルビーだけど、フランス版はギリギリ中学生という主人公のポーラ。ハリウッド版の兄がフランス版では弟だった。これは忘れていた。

 

大きな違いは主人公の実家の仕事。ハリウッド版は漁師で、フランス版は酪農。漁師の協同組合を作るハリウッド版の父親は、フランス版では村長選挙に立候補する。どちらも聾唖者としては苦労を伴うこと。

 

細かいところでは、ルビーの恋人はルビーと同じ音楽学校の試験を受けて落ちた。ポーラの恋人は変声期を迎えたことで試験を受けられなかったというストーリー。とにかくリメイク作は見比べることでより作品を楽しむことができる。どちらも基本テーマは同じだけれど、それぞれに良さがあって素敵な作品だと思う。

 

どちらもハッピーエンドで家族の絆を感じる感動作。でも久しぶりに観て、主人公の母親の本音に考えさせられるものがあった。両親ともに耳が聴こえない。ハリウッド版では兄もそうで、フランス版では弟も同じ。つまり耳が聴こえるのはそれぞれルビーとポーラだけ。

 

兄と弟の違いはあるけれど、どちらの母親も娘の耳が聴こえると知った時に喜んでいない。むしろ自分たちと同じ聾唖者であることを願っていた。生まれつき耳が聴こえない母親にとって、耳が聴こえる娘を育てていけるか不安だったから。この気持ちは障害を持っている人しかわからないのかも。

 

障害を持つということは、それほど社会からの疎外感を覚えるのだろう。だからこそ娘も自分と同じエリアにいてほしいという気持ちが芽生えてしまうのだろうか? 久しぶりにこの作品を見て、母親のセリフにこの物語の世界観が凝縮されているような気がした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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