C Gでは感じられない魅力
今日は何かと疲れたなぁ。給湯器の故障で修理会社に来てもらった。結論から言えば、今のマンションの給湯器は大阪ガスとメーカーのコラボで特注された機器なので、一般の修理会社では部品が手に入らないらしい。つまり大阪ガスに修理を依頼するしかないとのこと。
ということで妻と相談した結果、給湯器は普通に使えるので当分はこのまま過ごすことにした。今のマンションでずっと暮らすなら給湯器の交換は必須事項。
でも来年は本気で引越しを考えている。だからマンションを売却するとなれば、現状のまま引き渡しをする方がいい。おそらく購入者はリフォームするだろうしね。
そうなるとまずは引越し先を決めなくてはいけない。ただ年齢等のことを考えると、現役世代に比べて賃貸物件の選択肢が限られてくる。これがなかなか大変そう。不動産会社も年末年始の休みに入るので、来年までにじっくりと勉強しておこう。
でもミューナの旅立ちと今まで問題のなかった給湯器の故障は、ボクたちに早めの引越しを促す明らかなサインだと思う。スピリチュアル的な観点で言えば過去・現在・未来は同時に存在している。だから未来に住んでいる家はもう決まっているはず。そう思って前に進んでいくしかないね。
住宅もそこに暮らすボクたちも年数を重ねてきたので、それなりに考慮するべきことが増えてくるのは仕方ない。現役で働いていた時代ならなんてことないことが、歳を取ったことで難しくなることもある。
でも今の年齢にならないと見えないことはいくつもある。その当時は分からなくても、時間が経過したからこそわかることがある。ある映画を観ていて、まさにそのことをリアルに実感した。
2024年 映画#226
『プリンセス・ブライド・ストーリー』(原題:The Princess Bride)という1987年のアメリカ映画。37年前の作品で、ボクが25歳ころに公開されている。観たことのない作品だけれど。最初は主演の二人が誰かわからなかった。
写真の二人はケイリー・エルウィスとロビン・ライトで、多くの映画に出演している俳優たちなので当然ながら知っている。でもこの若い二人を見た時はすぐに今の姿と結びつかなかった。いやぁ、若いというのはそれだけで輝いているよね。
現代世界でピーター・フォーク(刑事コロンボで知られている)演じる祖父が、病気の孫にある物語を読み聞かせる。それが古い時代の物語で、本の世界が映像化されているという構成。
少しコミカルで、かつ冒険映画としても十分に楽しめた。ストーリーは割愛するけれど、今のCG作品では感じられない制作スタッフの真摯な思いが伝わってくる作品だった。
例えば剣を使った決闘シーンのスピード感に圧倒された。何度もリハーサルを重ねないとできることではないと思う。映画のセットなんかも、できる限りリアルに見せようとする意気込みが感じられた。リアリティではCGに負けるけれど、かえって非日常を感じられて物語に没頭できた。
でもその当時はできる限りの技術を駆使したものだったはず。でもボクが感じているこの映画の魅力は、現在のCG作品を知っているからこそ感じられるものだと思う。時間が経たないとわからないことがある。それは他のことにも言える。だから歳を取るのも悪いことじゃないよ。
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