役に立たない雑学はない
今日は暦では大寒で、本来なら1年で最も寒い時期。なのに春のような陽気で、神戸の最高気温は13.5度まで上昇した。しばらく気温の高い状態が続くようで有り難いものの、どこどなくいつもと違う感覚を覚えている。どうも今年は個人的だけでなく、世界的に変化の1年になりそう。
まずはアメリカから変化の波が起きそう。明日はトランプ大統領が2度目の政権をスタートさせる。その先駆けとして、トランプ政権は停止していたTikTokを復活させた。トランプ大統領を支持しないリベラルの人でも、これに関しては感謝している人が多いはず。
でもこんなものじゃない。正式就任と同時に100以上の大統領令に署名するという記事が出ている。予想されている大統領令の中には不法移民を追い出すものから、メキシコ湾をアメリカ湾と呼ぶというようなことまである。さらにケネディ大統領暗殺に関する極秘文章も公開されるらしい。
どちらにしても、将来の世界史に残るような1年になるだろう。そうした現在の世界的な変化を理解するのに、歴史を知ることは有益。だからボクは、広く浅くでいいから雑学を取り入れるようにしている。そんな感じで少しずつ目を通していた本を読了した。
2025年 読書#5
『ビジュアル版 経済・戦争・宗教から見る教養の世界史』飯田育浩 著という本。
世界の古代史から現代史まで、豊富な写真や画像を使用して解説された世界史の本。ボクは日本史は大好きだけれど、世界史が苦手だった。学校で習うのは大雑把すぎるので、系統的な理解が難しいからだと思う。でもこの本なら近隣諸国との関係性を考慮して書かれているので、とてもわかりやすかった。
もちろん興味のある時代があれば、そうでない時代もある。でもなんとなく目を通したことは頭の片隅に残っているもの。だから必要な時がくれば、雑学が深い理解を促すきっかけになってくれる。
世界史ではないけれど、今年の大河ドラマの『べらぼう』は江戸時代の田沼意次が活躍した時代。まだ3回しから放送されていないけれど、この時代の将軍継承問題がチラチラと取り上げられていた。
でもこの時代に詳しくないボクは、もう一つよくわからない。それでも雑学的な感覚で登場人物の名前を頭に入れておいた。
そしてつい先日、ある小説を図書館で借りて読み始めた。タイトルを見ている限りは忍者が主人公なので、戦国時代の物語だと思い込んでいた。ところがなんとその物語は田沼意次の時代だった。それも小説のテーマは将軍継承問題。
事前にドラマによって関わる人物の名前だけは入っていたので、あっという間に理解が進んだ。トラブルになっているポイントや、争っている双方の人間関係がサクッと理解できた。
深く知るべきことは必ずやってくる。でもそのためにはきっかけとなる雑学を貯蓄しておくのは大切。これからも続けていこうと思う。
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