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高羽そらさんインタビュー

事件に入れ込む刑事の末路

西日本は寒波の襲来で冬らしい気温。天気はいいけれど、神戸も今年一番の冷え込みだった。といってもまだ寒波の入り口で、明日の夜から金曜日にかけてはさらに冷えるそう。明日の買い物はダッフルコートの出番だな。

 

さて、そんな寒い日に観たら気持ちが落ち込みそうな映画を観た。なんとも言えない終わり方の作品だった。

 

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2024年 映画#3

『リトル・シングス』(原題:The Little Things)という2021年のアメリカ映画。写真のデンゼル・ワシントンとラミ・マレックが共演している。この二人の演技は完璧だったけれど、映画のストーリーゆえに妙な重さが拭えない作品だった。

 

デンゼル・ワシントン演じるディーコンはロサンゼルス市警の元刑事。殺人事件の検挙率でトップだった優秀な警察官。ところがある殺人事件に入れ込み過ぎて、被害者の女性を射殺してしまった。警察内部でその事実は隠蔽されたが、ディーコンは心を病んで田舎町で保安官を務めていた。

 

ある日ディーコンは、古巣であるロサンゼルス市警への出張を命じられる。仕方なくロス市警にやってくると、連続殺人が起きていることを知る。ディーコンの後釜だったバクスターは、伝説の刑事の手腕に心酔して彼の助けを借りることにした。そのバクスターをラミ・マレックが演じている。

 

ディーコンは休暇を取ってロスに滞在することで、少しずつ犯人を追い詰めていく。そして有力な容疑者を炙り出し、バクスターと共にその人物を追いかける。ところが容疑者のスパルマは怪しいけれど尻尾を掴ませない。それどころかバクスターに自供するそぶりを見せてからかうようになった。

 

スパルマは行方不明者を埋めたという場所にバクスターを誘い出す。ところがあちこち穴を掘らせるだけで遺体は出てこない。ディーコンが二人を追いかけたけれど、現場に到着した時は怒り狂ったバクスターがスパルマを殴り殺していた。バクスターもディーコンと同じように事件に入れ込み過ぎて、どうしても犯人を検挙したかったから。

 

有罪だと信じるけれど証拠がない。二人はスパルマの死体を砂漠に埋めて隠蔽した。当然ながら連続殺人事件は未解決のまま、心を病んだバクスターは休暇を取った。彼の自宅にディーコンから郵便が届く。スパルマの死を隠蔽するために私物を処分したときに出てきた被害者の髪留めだった。

 

でもそれはディーコンが店で買った同じ商品。バクスターの気持ちがわかるディーコンが、スパルマが犯人だったと納得させるために送ったというオチ。なんとも気持ちの悪い終わり方で、すっきりしない作品だった。

 

でもこの映画のテーマは伝わってきたし、主演二人の演技は素晴らしかった。ストーリーが救いようのない展開というだけ。俳優泣かせの脚本だと感じる映画だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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