防災グッズの固定観念の見直し
今朝の午前5時46分で、阪神・淡路大震災から30年が経過した。ボクは当時京都に住んでいたので、最初は地震の大きさに驚きつつも、まさかあれほどの被害が出るとは想像もしなかった。でも停電が復帰した午前8時頃、テレビに映された神戸の映像を見て言葉を失った。
そんな神戸に移住して17年目。今のマンションは震災による建替え物件なので、この場所で被災された方が居住されている。おそらく30年が経過した今でも、この時期になると当時の辛さや苦しさを思い出されるだろうと思う。
でも今の神戸は震災の面影を感じない。そして30年が経過したことで、40代以下の人にとってはほぼ過去の出来事のように思えるだろう。けれども日本は地震大国。いつどこで大きな地震が起きても不思議ではない。
ということで防災グッズを常備されている人も多いはず。我が家も小規模ながら非常時に備えた最低限の用意をしている。飲料水はもちろん、軍手やお尻拭きシートなども用意している。そして缶に入ったデニッシュ食パンを常備している。いわゆる災害用の保存食。
消費期限に応じてその保存食を食べ、同時に新しい商品を購入していた。ところがある記事を読んで、わざわざ災害用の保存食を用意しなくてもいいかと思った。
思わずタイトルを二度見してしまった。防災のプロを呼ばれている人は、わざわざ保存食を買わないとのこと。不思議に思って記事に目を通すと、なるほどなぁと頷いてしまった。
昨今の食品は保存期間の長いものが多い。つまりあえてわざわざボクが買っているような保存用の食品でなくても、普段から買っている食品で災害時の保存食になるということ。それなら日常的に食べているものなので、災害時にもストレスを軽減できそう。
その実例があげられていて、少し固定観念を見直すだけで保存食対策ができるかもと思った。
賞味期限が半年以上のものとして、袋入りインスタントラーメン、ペットボトルのトマトジュース等がある。
賞味期限が1年以上のものとして、カロリーメイト、寿司太郎、レトルトのミートソースがある。
賞味期限が2年以上のものとして、ホットケーキミックス、パスタ、サバ缶等がある。
賞味期限が5年以上のものとして、カンパン、正気保存用の飴やクッキーがある。
ボクが用意しているのは、5年以上に対応する保存用の食品。でもこうして見てみると、それより賞味期限が短い食品たちは、ボクが普段から使っているものがいくつもある。日常的に消費しながら補充することで、十分に災害時の保存食となる。
記事で紹介されているようにストック方法に工夫はいるだろう。でも保存食になり得るものは、意外と普段から身近にあるということ。とても参考になる記事だった。
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