最高のタイムトラベル作品
今朝にXでポストしたように、今日の神戸はずっと霧に包まれている。朝はまだ濃霧注意報は出ていなかったけれど、午後になって発表された。ブログを書いている夕方になっても、朝と同じように外の景色がほぼ見えない。
でも気温は高く、最高気温が14度近くまで上がったので買い物の帰り道には汗をかいた。天気がイマイチなので迷いつつダウンジャケットを着たものの、今日は薄手の上着で充分だった。でも次の週末近くには寒の戻りがあるので、まだ冬物の上着は必要だろうね。
さて、最初はありがちなホラー作品かと思って見始めた映画がある。ところが途中から様相が変わり、なんとボクの大好きなタイムトラベル作品だった。それもよくできている内容で、こんな素敵な映画があるのを今まで知らなくて損した気分になった。
2025年 映画#35
『トランス・ワールド』(原題:Enter Nowhere)という2011年のアメリカ映画。9o分ほどの作品のほとんどが写真の3人だけで進行する物語。それもストーリーはほぼ森の中の出来事ばかり。興行的な観点から言えば、かなり安い制作費用で撮影できる作品だろう。
この写真の3人は左からトム、ジョディ、サマンサという名前。3人とも森を彷徨っていてある小屋で出会った。
トムは森の近くで自動車が溝に突っ込んで故障。それで助けを求めるために森を歩いている時にこの小屋を見つけた。すでに3日もこの小屋で過ごしている。
サマンサは妊娠していて、夫と共に自動車で実家に向かう途中だった。車がガス欠になったので夫は助けを求めに行った。ところが一晩経っても夫は帰ってこない。心配になったサマンサは森を歩いていてこの小屋に行き着いた。
ジョディは恋人と組んで強盗を繰り返していた。ガソリンスタンドの店舗でレジの金を奪い、ジョディは店主を撃ち殺してしまう。大金を手にしたものの途中で恋人と喧嘩してその森に置き去りにされた。それで森を歩いていてこの小屋を見つけた。
食料も水も尽きたので、3人は必死で近くの街を目指そうとする。ところが森をどれだけ進んでも小屋に戻ってきてしまう。最初は喧嘩ばかりしていた3人だけれど、ある事実を知って愕然としてしまう。なぜなら3人はアメリカの全く別の場所を車で走らせていてこの森にやってきたから。。
でも不思議なのはそれだけじゃない。3人は生きていた時代も違った。トムは2011年、ジョディは1984年、そしてサマンサは1962年の世界からこの森へやってきていた。最初はホラー作品だと思っていたのに、この段階でボクはめちゃ興奮してしまった。
やがてその森は第二次世界大戦中のポーランド付近であることがわかった。そして時々銃声が聞こえていたのは、極秘任務でその森に潜入しているドイツ兵のハンスという人間だとわかった。さて、なぜ3人はこの不思議な森へやってきたのか? その答えが映画の後半になって明らかになる。
古い映画なのでネタバレしてもいいけれど、ボクのように初めて観る人のために内緒にしておこう。映画のタイプは全く異なるけれど『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が好きな人ならワクワクする展開だと思う。いやぁ、こんな隠された名作があるんだね。あっ、別に隠していないか(笑)
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