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高羽そらさんインタビュー

他人の夢への侵入は無理?

今朝の明晰夢はうまく言語化できない不思議な体験だった。なぜなら現実世界ではあり得ない場所だったから。

 

日本の古い田舎の風景で、茅葺の家が立ち並んでいる。家と家は狭い道で繋がっていて、村全体が一つの有機体のような印象だった。そう思わせたのは、家々をつなぐ道に清水が流れていたから。キラキラと輝く美しい水が、道だけでなく各家の庭にも満ちている。

 

その水が血液で、家と家をつなぐ道が血管のように感じられた。なんとも言えない安堵感と至福感に包まれた世界で、実際に体験してもらわないとこの感覚を理解してもらうのは難しいと思う。

 

もし自分の夢を映像化できるなら、そんな世界をシェアできるかもしれない。実際にそうした研究が行われている。

 

他人の夢に忍び込む?夢のシミュレーション技術の最前線

 

リンク先の記事は、夢に関する最新の研究をまとめたもの。AIを応用することで、科学者たちは夢の再現に挑んでいる。人間が「何か」をイメージした時の脳波をAIに学習させることで、夢を見ている時の脳波によってその世界を映像化しようという試み。

 

少しずつだけれど実績を上げていて、イメージに近い映像をAIが再現することに成功している。この研究が進むことで他人の夢を共有できる時代が来るかもしれない。さらに研究が進めば、AIが創造した夢の世界を他人に移植することが可能になるかも。

 

映画でいえば『トータル・リコール』のように仮想現実を記憶として体験させることができる。でも何度も明晰夢を体験しているボクの感覚としては、それらの研究が実用化されることは難しいと思っている。

 

そもそも夢は『主観』の世界。今朝ボクが見た夢だって、あくまでもボクの意識を通した世界だということ。だから同じ状況を体験しても、人によって感じ方が異なってくると思う。だから100人の脳波をAIに学習させても、100通りの世界が表出してしまうと思う。つまり夢の世界の汎用化は困難だと思われる。

 

さらに夢の機能は脳内での記憶や体験の処理だけではないと思う。体外離脱のように肉体から離れた周波数の世界に移行することで、AIによる脳波学習では判別できない異次元のデータを持ち込んでくる可能性が高い。こうなってくるとますます『主観化』が進むので、統一した画像を提供するのは難しいと思う。

 

要するに映画の『インセプション』のように他人の夢の世界に侵入して、新しい記憶を移植するのは難しいと思う。いや、基本的に無理じゃないかな? ボクの感覚としてはそういう答えしか出てこないなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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