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高羽そらさんインタビュー

世界から郵便がなくなる?

希望する引越し先の物件で目についたのは郵便受け。京都でも神戸でも、各家の郵便受けにはダイヤル式の鍵が付いていた。でも希望先のマンションの郵便受けには鍵が付いていない。だから各自で市販の鍵を買って取り付けている人が多い。

 

でも居住しているのにも関わらず、郵便受けに鍵をつけていない人も一定数いる。心配じゃないのかな、と思った。だけどよく考えたら、我が家でも郵便受けに重要な郵便物が届くことは大幅に減っている。

 

クレジットカード等の受け取りは書留だし、重要なやり取りはほぼメールやネット上で完結している。我が家はかなり以前に年賀状はやめているし、親しい人から届く郵便といえば、アメリカ在住の妻の親戚から届くクリスマスカード等だけ。郵便受けに入っている郵便物のほとんどはDMやチラシばかり。

 

あとは役所関連の郵便や健康保険の利用案内が届く程度。役所の手続きもネットの比重が高くなっているので、郵便物でのやり取りは確実に減っている。そんな状況は世界でも同じらしく、なんと手紙配達を廃止する国が出てきた。

 

デンマーク、手紙配達を廃止 今年末で、郵便ポストも撤去

 

その国とはデンマーク。今年の年末には手紙の配達を廃止して、郵便ポストも全て撤去することが決まった。2020年から2024年にかけて、手紙の配達が9割以上も減少したのがその理由。これは世界的にも同じ傾向だと思う。

 

この記事で注目することは、まだそれでも1割弱の人が手紙を使っているということ。けれどヨーロッパ感覚の合理性の観点からすれば、それら少数派を切り捨てるのは当然だということ。それでも手紙を出したい人は、民間業者を利用するしかない。

 

この割り切った合理性は、あらゆることに適用されていくだろう。利用者がゼロでない限りサービスを提供し続けるという感覚は、すでに時代遅れの発想だと見なされているんだと思う。それは日本でも同じで、利用者の少ない路線バスや鉄道の廃止が地方では進んでいる。

 

この郵便事情は先進国に共通しているので、同じく手紙配達を廃止する国が出てくるような気がする。ネットを使えない、あるいは経済的にスマートフォンを持てない人に対する斟酌がなされない時代なのかも。

 

でも個人的な感覚だけれど、全体として日本人はそうしたヨーロッパの合理性に迎合しない気がする。「手紙」という文化を守ろうとする意識が強くて、なんだかんだ言っても手紙配達が廃止になるようなことはないだろうなぁ。まぁ、それが日本人のいいところでもあり、融通のきかないところでもあるんだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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