心に響かなかった中国の兵法
昨日は最高の晴天だったのに、今日は一転して雨模様の1日。洗濯物が乾かなくて四苦八苦している。でもXでもポストしたように、今日の午前中に妻と相互に散髪をしたのでスッキリ。面倒なことを片付けるだけで気持ちが前向きになれる。
そんな気持ちを後押ししてくれるような洋楽の新曲がいくつもリリースされている。まずはボクが応援しているイギリスのグリフ。最新のシングル曲である『Last Night’s Mascara』のミュージックビデオが公開されている。
グリフらしいポップでかつドラマティックなメロディ構成。もっとポジティブな評価されてもいいミュージシャンだと思うので、期待を込めてリンクを貼っておこう。
もう1曲はBLACKPINKのジェニーが、ロゼ、リサに続いてソロアルバムをリリースした。そのニューアルバムのコラボ曲が最高。なんとデュア・リパと共演している。今日になってミュージックビデオが公開されたばかりの作品。『Handlebars』というタイトルで、きっと来週以降にはヒットチャートを賑わしているだろう。
さて、いきなり雰囲気が変わるけれど、古くから有名な兵法書を解説した書籍を読んだ。
2025年 読書#27
『孫子の兵法 考え抜かれた「人生戦略の書」の読み方』守屋洋 著と言う書籍。ビジネス等の指南者としてよく名前が出てくる『孫子の兵法』がわかりやすく解説された本。読みやすい内容なので、原典の難しい言葉を理解できなくても大丈夫。
知っている名言もいくつかあった。そしてそれなりに興味深い内容だった。ただ残念ながらボクの心には響かなかった。その理由の一つとして、兵法書なので当然なんだけれど、戦争を前提として書かれたものであること。
戦争に勝つための指南書なので、現代人にとって有用であるように思えなかった。ネット社会以前の時代なら、応用できることもあったと思う。けれども時代はすっかり変化していて、現代社会のようなグローバルでネットが支配している世界にはそぐわないように感じた。
もう一つ気になったのは、著者の中国寄りの論点。中国文化の研究者の方なので、そうなるのは仕方ない。でも毛沢東に対する礼賛等、中国に対する忖度的なものを感じてしまった。
これはボクの受け取り方の問題だと思う。だとしてもそれが気になったので、最後まで内容に馴染めないまま読了したという雰囲気だった。社会の出来事を争いに還元する思考過程が、ボクにはどうも苦手だなぁ。
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