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高羽そらさんインタビュー

過去の事実を変更する違和感

今朝の明晰夢は、久しぶりにナイトスクールで興味深い実習を経験した。夢だと気づいてから教師に連れて行かれたのは過去の日本。おそらく戦国時代だと思われる。どこの国で、領主が誰なのかは不明。とりあえず城内を自由に行き来できる人物の意識と共鳴した。

 

何か異変があったようで、城内の空気は緊迫している。騒然というよりは、人知れぬ陰謀がうごめいている雰囲気。城内を移動中に若い僧侶に出会った。脳内で受け取った情報によると、相談事があって領主に呼ばれたらしい。

 

すぐにこの僧侶が殺されることがわかった。城内に満ちていた陰謀の正体は彼の暗殺だった。なぜ彼が殺されなければならないかまではわからない。とにかく周囲に誰もいないことに気づいた途端、言い知れない衝動に駆られた。どうしてもこの若い僧侶を助けたくなった。

 

それで雑談を装って命が狙われていることを話し、速やかに領内から逃げるよう僧侶に伝えた。少し躊躇した様子を見せたけれど、踵を返した僧侶は急ぎ足で城を後にした。その直後、戦国時代の世界が一変して超未来の都市が目の前に現れた。

 

大勢の人がいて、僧侶を逃したボクの行動に感謝と賛意の言葉を向けている。あの若い僧侶が殺されたなかったことで、何百年も先の未来が理想的なものになったとのこと。たったひとつの原因によって、想像を絶する結果が導かれるというシミュレーションの世界を体験させられた。

 

この体験は仮想世界なので、実際の出来事ではないとのこと。過去を変えることで未来にどう影響するかを実感するための実習だった。つまり原因と結果の因果関係をリアルに体験することが目的だった。

 

この実習でボクが強く感じたのは、ボクのとった行動に対する違和感。シミュレーションの結果だけを見れば、僧侶を助けたという「事実の変更」によって明るい未来が訪れたと解釈できる。でもそのことに、ボクはすんなりと肯定する気持ちになれなかった。

 

未来の世界を望ましいものにするため、すでに起きた過去を変えることは間違っていると思った。どんな出来事も起きるべくして起きたわけで、あの僧侶が殺されるとしたらそれは必要なことだったのだろう。

 

つまり大切なのは『今』であって『過去』ではないということ。出来事の『原因』を上書きして未来を変えるよりも、起きてしまった『結果』を『今』の自分がどう捉えていくかが大切だと実感した。

 

そう感じた時に満足する印象が伝わってきたので、ナイトスクールの教師がこの実習で意図したことを体感できたのかもしれない。知らんけどwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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