意外なところの闇が明らかに
昨日までは春の陽気だったけれど、今日の神戸は一気に冬へ後戻り。最高気温がかろうじて10度を超えた程度で、バルコニーに出るとかなり肌寒い。明日は1日中雨の予報で、その後の数日は寒の戻りになるそう。まだ冬服は手放せないな。
でも来週の今頃には春が戻り、その後はお彼岸を経由していよいよ桜の開花時期になる見込み。4月になれば妻と一緒にミューナのお墓参りに行く予定。というかライトボディ化したミューナもボクたちと一緒に自分の墓参りに行くことになりそう。
さて、今追いかけている海外ドラマも残り3回となった。ここにきて、意外なところから物語の本質に迫りそうな闇が表出してきた。
2025年 映画#43
『フォールアウト』(原題:Faiiout)シーズン1・エピソード6『罠』という2024年のアメリカドラマ。前回の感想については『生首の謎が不明のままドラマは進む』という記事に書いているので参照を。
核戦争から200年後の2296年を舞台にしたドラマ。怪物やゾンビも登場するというなんでもありの展開でかなり面白い内容。この物語の主人子は今のところ3人に絞られてきた。
ルーシー:地下世界のVault33の住人。監督官だった父が地上の組織に拉致されたことで地上に出て父を探している。
マキシマス:B.O.Sという民兵組織に属する兵士。嘘をついて上官になりすまして任務を果たそうとしている。
グール:核戦争時の200年前から生きている元俳優。ゾンビ化しないために定期的に薬物を服用して生き続けてきた賞金稼ぎ。、
前回ではルーシーとマキシマスが手を組むことで、重要な秘密が隠された科学者の『生首』を探すことにした。その科学者が脳内に何かを残しているから。調査中に二人が落ちたのはルーシーがいたのと同じ地下組織で、Vault4というかなり初期にできた地下の核シェルター施設。
実は200年前、写真のグールがこのVault4のCMに出演していた。妻がVaultの役員をしていたから。200年前は核戦争の危機が迫っていて、そのために裕福な人間たちが放射能を避けて生活できる施設が建設されていた。
今回のメインは200年前の回想シーンがメイン。グールは妻の行動に不審を抱く。どうやら世界は平和に傾きそうな雰囲気があった。それではVaultが売れなくなる。そこでこの会社は核戦争を誘発する陰謀を企んでいたという疑惑。
ドラマのスタートである200年後は、この地下の住人たちが善人の集まりだと感じる構成だった。でもルーシーの弟が他の施設の出来事に疑問を抱き、どうやらなんらかの陰謀があることを感じた。つまり200年前から現在に至るまで、世界の破滅の要因はこの地下組織にあるかもしれない。
事実、Vault4に招かれたルーシーとマキシマスは違和感を覚える。誰もがカルト集団のように異様な笑顔をしていたから。監督官は一つ目だし、他にもミュータントらしき人物が多数いる。そしてドラマの終盤で、ルーシーはこの組織が恐ろしい実験をしていた事実を知ってしまう。
さらにルーシーの父を拉致したモルデイヴァーがこの施設の信仰の対象になっていた。どうやら善人の集まりだと見えていた地下組織には深い闇があるみたい。おそらく科学者の『生首』に残されたものはその陰謀に関係しているのだろう。謎は多いけれど、ますますこのドラマが面白くなってきた。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsとmixi2で告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。