任務を阻む悪人を殺せる理由
昨日までの冷たい空気が嘘のような今日の神戸。昨日の最高気温が17.8度だったのに、今日は22.2度の(ニャン、ニャン、ニャン)まで気温が上がった。買い物の帰りに坂道を登っていると、明らかに「暑い」と感じた。でも寒いよりはいいかな。我が家のサボテンたちもこの好天を喜んでいるだろう。
さて、追いかけているドラマの新作が中盤までやってきた。ますます面白くなってきたぞ。
2025年 映画#64
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(原題:Reacher)シーズン3・エピソード3『組織のナンバー2』という2025年のアメリカドラマ。前回の内容については『ドラマ版ジャックの本領発揮』という記事に書いているので参照を。
トム・クルーズの主演で知られている『ジャック・リーチャー』シリーズのドラマ版。今回はジャックの憲兵時代に部下の女性兵士をなぶり殺しにしたクインという人物を捕まえるのが彼の目的。
そのクインが接触しているザッカリーという絨毯の販売業者を追っている時、麻薬関連でDEAも同じ人物を捜査していた。そこでジャックはDEAと手を組むことでザッカリーの用心棒として潜入することに成功。ところがエンジェルという人物に素性がバレたことで前回ではジャックが殺している。
今回もジャックに警察のスパイだという疑いがかかる。そこで一気に信頼を得るため、ジャックは思い切った行動に出る。DEAと協力してザッカリーの用心棒のトップを殺すことにした。その過程で結果として3人の人間を殺すことになり、それでもジャックやようやく用心棒のトップに立ってザッカリーの信頼を得ることになった。エピソード3はここまで。
ここへきてようやくザッカリーの商売である絨毯販売は、麻薬密売の隠れ蓑だと明らかになる。でもザッカリー自身も脅されている立場で、真の黒幕が別にいる。それがジャックの探しているクインということになっていく。
目的のために平気で人を殺すジャック。これだけ見ていれば主人公として微妙な印象がある。殺しているのがいくら悪人だとしても、自分の潜入を隠すために命を奪うことに違和感を覚える人もいるだろう。でもそれには理由がある。
ジャックの本命はクイン。この男はジャックにとって過去に殺し損ねた悪党として頭から消えない。若い女性兵士が残忍な殺された方をしたことで、法の裁きを受けさせる、あるいはこの手で殺すことを望んでいる。そのために潜入捜査がバレてはいけない。
もう一つの理由は、ジャックよりも先に潜入捜査をしていてテリーサという女性エージェントと連絡が取れない。潜入がバレたことで、どこかに監禁されているらしい。ジャックが潜入した理由の一つとして、テリーサを無事に救い出すことがある。だから絶対に潜入がバレてはいけない。それで身元がバレそうになれば躊躇なく悪人を殺してしまう。
まぁ、これが原作のジャック・リーチャーだということ。この割り切り方がかえって小気味いい。さてザッカリーの右腕にまで昇進したジャック。ここからこのドラマの核心に迫っていくことになる。結末を知っているけれど楽しみ!!
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