自力で悪霊を倒した体外離脱親子
いやぁ、マジで暑い。シャツ1枚で買い物に行ったけれど、それでも汗びっしょりになった。これはすでに春の気温じゃない。それで調べてみると、今日の午後の3時頃の神戸の最高気温は27度。完全に夏日で、同じ兵庫県の豊岡市は31度を超えた真夏日だった。どうなってんのや?
ということでやはり身も心も涼しくなるのはホラー映画がいい。追いかけていたシリーズの最新作を観た。
2025年 映画#66
『インシディアス 赤い扉』(原題:Insidious: The Red Door)という2023年のアメリカ映画。比較的新しい作品なので、ネタバレしないように注意しよう。
『インシディアス』シリーズの5作目で、かつ最新作。3作目と4作目は霊能者のエリーズが主人公だった。でもこの5作目は1作目、そして2作目の主人公だったジョセフをパトリック・ウィルソンが再演している。ちなみに監督もこの作品は彼が務めている。
1作目ではジョセフの息子であるダルトンが体外離脱中に悪霊によって死の世界に閉じ込められた。それを救ったのは父のジョセフ。つまりこの親子は遺伝的に体外離脱ができるという設定になっている。ちなみに本当の体外離脱をして戻れないことはない。これは映画だからね。
2作目は父のジョセフが悪霊によって死の世界に閉じ込められてしまう。その父を救ったのが長男のダルトンだった。と言ってもこの2作とも二人の力だけでは無理だった。霊能者のエリーズや悪霊の子供時代の霊が助けてくれたりしている。
この2作目のラストで、ジョセフとダルトンの親子は催眠術によって体外離脱の記憶を消してもらった。思い出すことがなければ、体外離脱をしようと思わないから。そしてこの第5作は、それから10年後の世界が描かれている。
驚いたのは長男役のダルトンを演じているのが、子役時代と同じタイ・シンプキンスだったこと。日本の映画で言えば『男はつらいよ』で寅さんの甥っ子の満男を演じた吉岡秀隆さんと同じパターン。
なんと2作目の事件がきっかけで、ジョセフとローズ・バーン演じる妻のルネは離婚していた。なんせ2作目では悪霊に取り憑かれたジュセフが妻や子供を殺そうとしたんだからね。幼い子供の恐ろしい記憶を戻さないために二人は離婚を決めた。
ダルトンは大学生になって寮に入った。父親との関係は最悪で、お互いに歩み寄れない。それは二人とも事件の記憶を消されていることで、どこかモヤモヤとしたものが残されたままだったから。そんなネガティブな状況のダルトンに再び悪霊が忍び寄る。
ネタバレはここまで。悪霊に取り憑かれたダルトンを救うため、記憶を取り戻したジョセフは体外離脱をして再び死の世界へ飛び込んだ。そして今回は他人の手を借りることなく、この親子で悪霊と戦っている。その戦い方はなかなか粋な設定なので、気になる人は映画の本編をどうぞ。
これでシリーズの全作品を観た! と思ったのは間違いだった。実は第6作が制作中で、今年の秋に公開されるそう。おいおい、どんだけやるねん。でもどんな物語か気になるなぁ。
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