視聴者を納得させる残虐行為
天気予報では朝から晴れのはずだったのに、青空が見えたのは午後になってから。我が家のリビングに面するバルコニーは東向きなので、午前中に晴れてくれないと太陽光の恩恵を受けられないんだよね。もう少し早く晴れてほしかった。
と言いつつ、真夏になると今日のように午前中に曇ってくれると感謝したくなる。少しでも暑さをやわらげることができるから。要するに人間は自分勝手だということ。ちなみに明日の午前中も曇りらしい。今日のように天気予報が外れることを願おう。
さて、昨日たまたまBSでトム・クルーズが主演する『ジャック・リーチャー』シリーズの2作目の映画が放送されていた。途中で入浴タイムを取りつつ最後まで観たけれどやっぱりトム・クルーズはカッコいい。彼のジャックは、それはそれで確立したキャラだと思う。
でも原作ファンのボクとしては、やっぱりドラマ版のジャックが好み。今年公開された最新作がいよいよ半分まできた。
2025年 映画#68
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(原題:Reacher)シーズン3・エピソード4『ドミニク』という2025年のアメリカドラマ。前回の内容については『任務を阻む悪人を殺せる理由』という記事に書いているので参照を。
今回のシーズン3は原作では第7作目にあたり、邦題は『宿敵』となっている。今回の悪役であるクインという男は、ジャックにとってまさに宿敵という人物。そのためにザッカリーという麻薬取引に関わっている悪党の家に潜入。ジャックは次々と悪人を殺しながら組織のNo.2にまでのし上がった。
なぜジャックがここまで非道なことができるの? 原作を知らない人は、少し疑問に思い始める頃。ということでドラマ全体の中盤にその理由を明かすエピソードが挿入されている。今回の第4話は、ジャックがなぜクインを執拗に追いかけるについて描かれている。
ジャックの憲兵時代、ドミニクという優秀な部下の女性兵士がいた。頭の良さだけでなく、戦闘能力も高い。そしてクインの悪事を見事に暴いたのがドミニクだった。完全に証拠を固め、ジャックの上官かもクインの逮捕を認めた。そこでジャックはあることを実行した。
自分が逮捕に行けばジャックの手柄となってしまう。軍の組織的な問題としてそれが避けられない。でもクインに関してはドミニクがいなければ追い詰めることができなかった。そこでジャックはもう一人の部下である男性兵士をつけてドミニクにクインの逮捕を任せた。
ところが予定時間を過ぎてもドミニクたちは戻ってこない。逮捕を予感していたクインは、待ち伏せをしてドミニクたちを捕らえてしまった。男性兵士が狼狽したことでドミニクも拘束された。そしてクインはドミニクに恐ろしい拷問をしたうえで殺害してしまった。ジャックが駆けつけた時、クインは逃げる途中だった。
クインを追い詰めたジャック。流れの激しい川が眼下に広がる断崖までクインを追いかけ、ジャックは彼の頭に銃弾を撃ち込んだ。クインはそのまま崖下に転落して川に流された。ところがクインはそれで死ななかった。それゆえ除隊してもジャックはクインの消息を追いかけていた。
ということでドラマの視聴者はこれでジャックに共感できるはず。悪人に対するジャックの非情な行動に異を唱えることはない。さて、いよいよドラマは佳境を迎えるよ〜〜!
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