映画の魅力満載の最高作
今日は1日中不安定な天気だった。朝起きた時には雨がやんでいた。雨雲レーダーでも雨は降らないとのこと。ところがいきなり雨が降ってきたりと、まったく天気予報が信用できない。さらに風が強く、気温も午後になって下がってくるという状態。
いわゆる気象病の傾向がある人は、自律神経が乱れて辛い1日となったのでは。ボクも同じく低気圧特有の頭痛に悩まされている。でも天気のことだけにどうしようもない。気圧が安定するのを待つしかない。
こんな不安定な気候の時に、気分転換に最高の映画を紹介しよう。
2025年 映画#88
『フォールガイ』(原題:The Fall Guy)という2024年のアメリカ映画。写真のライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントが共演している。とにかく楽しくて痛快な作品。アクション、コメディ、恋愛という映画の魅力満載で、かつSF的な気分も味わえる。新しい作品だからネタバレしないのでご安心を。
ライアン・ゴズリング演じるコルトは優秀なスタントマン。トム・ライダーという有名俳優の専属スタントマン。エミリー・ブラント演じるジョディは映画監督を目指すカメラスタッフ。二人は最高の恋人で、まもなく結婚しそうな雰囲気だった。
ところがコルトが撮影中に事故に遭って怪我をする。それでスタントマンをやめて連絡を断つことで映画界から消えてしまった。当然ながらジョディとの関係も消滅してしまった。それから1年後。
トム・ライダー専属のプロデューサーであるゲイルから連絡があった。ジョディが世界的な大作で初監督をすることになり、トムのスタントマンとしてコルトに出演して欲しいとのこと。かなり危険なアクションの連続なので、任せられるのはコルトだけだと判断されたから。
それで映画界に復帰したコルト。ところがそこから彼はトラブルに巻き込まれいく。ゲイルがコルトを呼んだのはジョディの提案ではなく、行方不明となったトム・ライダーを探してもらうため。スタントマンをしながら、主演俳優の行方を探して欲しいとの依頼だった。つまりジョディはいまだに消えたコルトに怒り狂っていて、二人が恋人に戻る可能性はゼロだった。
どうやらトムやヤバい人間と関わっているらしい。コルトは捜索の過程で、ある人物の死体を発見してしまう。その殺人の真犯人が映った証拠となるスマートフォンを手に入れたが、そのスマートフォンを奪おうとする真犯人たちに襲撃される。さらに殺人の容姿者として警察にも追われることになった。つまりコルトはフィクションではなく、本当のアクションに巻き込まれていくという物語。
これ以上書くとネタバレになるのでやめておこう。物語の核としては、コルトが映画界に呼び戻されたのは陰謀だった。彼を殺人犯の身代わりにするため。そして1年前のコルトの事故も真犯人の陰謀だったことがわかる。さて、真犯人とは?
この作品全体に溢れているのは感動するほどの「映画愛」だった。アクション映画の裏側を描くことで、どのようにして作品が作られているかがよくわかる。さらにコルトたちのセリフのはしばしに、過去映画に対するリスペクトの思いが託されている。
音楽も素晴らしい。オープニングはKISSのハードロックで、途中にはテイラー・スウィフトのヒットソングも使用されている。それがまた映像とぴったり合っている。ここにも「映画愛」を感じた。
ウルウルしたのはエンドロール。この映画では『ミッション・インポッシブル』クラスのアクションシーンが多用されている。エンドロールでは実際にその撮影を担当した本物のスタントマンの様子が紹介されている。出演者たちのメイキング風景も楽しめて、やはりここにも「映画愛」が溢れていた。
もう一度観たいと思うほどの最高作だった。この映画を観ていると、アクション作品が恋しくなる。というわけで明日は『ミッション・インポッシブル』の最新作を映画館で観てくるよ〜〜!
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