太陽光で免疫が上がる
今日は朝から見事な晴天。近所の私立中高では運動会が行われるので、このブログを書いている時間にはマイクチェックの音が聞こえている。今日は昼過ぎまで生徒たちの歓声が響き渡るのだろう。毎年賑やかでいいなと思っている。
ただ日差しが強いので、運動会を観覧する保護者は紫外線対策が必要かも。空気は乾燥しているので過ごしやすいけれど、この時期の紫外線は夏場と変わらないほど強い。観覧席にはテントが設けられているものの、それ以外のところでは日傘の花が満開になりそう。
ところが日光浴を頻繁にする人の方が長生きをするというデータが出ている。太陽の紫外線はシミの原因になったりとネガティブなイメージが強い。でも不思議なことに日光浴と長寿は正の関係にある可能性が高い。その理由のひとつとしてある研究が注目されている。
リンク先の記事はニュージーランドのオークランド大学の研究結果を紹介したもの。「日光を浴びることで免疫システムがブーストされる可能性がある」ことを突き止めたそう。
研究チームが注目したのは概日リズムと呼ばれている体内時計。体内細胞には時計遺伝子というものが存在していて、タイムキーパーのように1日の時間を感じ取っている。不規則な睡眠や深夜勤等、概日リズムを乱すことで感染症を防ぐ能力に悪影響が出ることはわかっていた。
そこでゼブラフィッシュという人間と免疫システムが酷似している魚を使って実験された。対象となったのは好中球という免疫細胞。この好中球は太陽光が当たる日中に活性化して細菌をより多く殺していたそう。
詳細に調べると好中球にはPer2という時計遺伝子がある。このPer2は太陽光を浴びることで一気に増加して、免疫機能を高めていることがわかった。光の検出機能等でまだ研究する余地はあるものの、太陽光によって好中球が活性化するのは間違いないそう。
つまり日光浴を好む人は、そうでない人に比べて細菌やウイルスに強い可能性がある。日光浴が長寿に結びつくのも、それが要因なのかもしれない。要するに太陽光についてはバランスが大切なんだと思う。
太陽光を避けるだけではなく、今日のような気持ちのいい天気の時には日光浴をするのもいい気がする。これから歯医者さんに行くけれど、ちょっと意識して太陽光を浴びてみようかな。
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