寝たらダメなんてこわすぎ

投稿日：2016.09.20｜カテゴリー：読書・映画・音楽

来ました、来ました。久しぶりの暴風雨です。朝から警報が出ていて、昼前にはとんでもない雨と風。できれば午前中に買い物へ行こうと狙っていましたが、そんなことを考える余地がないほどの天候でした。

その状態が午後３時頃まで続きましたが、午後４時を過ぎてようやく空が明るくなってきました。このブログを書き出したとたん、避難準備情報が解除された通知がスマホに届きました。カラスたちが鳴き始めたので、天気はこのまま回復しそうです。

でも足止めをくらったおかげで、いいこともありました。朝から仕事に集中することができたので、もっとも困難だと思っていた壁を抜け出すことができました。これで今月末に設定した締め切りに間に合いそうです。どんなことでも現状を受け入れてしまうと、いい方向に進むものですね。

さて、昨日観た映画の紹介です。

『インベージョン』という2007年のアメリカ映画です。ずっと観たかったのですが、ようやくDVDを借りてくることができました。

この映画はリメイクです。わたしが最初に観たのは『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』という1956年の作品です。あまりに面白かったので、原作である『盗まれた街』というジャック・フィニイのSF小説を読みました。そして４度目のリメイクになるこの作品を観ました。

リメイクと言っても、全く違う内容です。宇宙生物が人間に乗り移るという設定は同じですが、共通しているのはその部分だけです。それでもところどころに原作や50年代の作品に対するリスペクトを感じました。大きく違うのは、やはり俳優さんに馴染みがあることです。

主人公は原作と違い女性に変更されていて、ニコール・キッドマンが演じています。そして相手役は007でおなじみのダニエル・クレイグ。そのダニエルの友人の科学者を演じたジェフリー・ライトという俳優さんをすぐに思い出すことができませんでした。でもダニエルと二人で話しているシーンを見ると、どこかで観たような気がします。

調べてみるとダニエルがジェームス・ボンド役を演じた007の作品で、友人のCIA工作員として二度も共演していました。だから友人という雰囲気に違和感を覚えなかったようです。わたしが７月に出演したラジオで紹介した『ミッション・８ミニッツ』という映画でも、科学者役で出演している俳優さんでした。どうりで、白衣姿が板についているはずです。

さてその宇宙生物はある種のウィルスなのですが、感染すると記憶を残したまま乗っ取られてしまいます。それは眠ることによって発症します。ですからニコールが演じたキャロルという名の精神科医は感染しているので、絶対眠ることができません。

そのウィルスに対して免疫を持っている息子を救うために奔走するのですが、とにかく眠れない。眠いのに眠れないなんて最悪です。不眠症も辛いですが、眠いのに決して眠っていけないのは相当の辛さです。『エルム街の悪夢』というホラー映画を思い出しました。眠ったらフレディに襲われる状況と同じですね。

それにしても10年ほど前の映画ですが、ダニエル・クレイグが若い。でも前年に『007カジノロワイヤル』に出演していますから、髪型でそう思っただけかもしれません。それだけ俳優さんとして素晴らしいということですね。

そしてニコール・キッドマンも相変わらず綺麗でした。そして演技も素晴らしい。さすがアカデミー女優です。原作からずっと追いかけてきた作品ですが、ひとまずこれでゴールです。２度目、３度目のリメイク作品は、多分観ないだろうと思います。

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