伝えるのではなく、伝わるかどうか
なんと気持ちのいい天気だろう。今日は外を歩いていて、思わずそう叫びたくなる気候だった。
つい先日まで桜が満開だった公園が、六甲山を含めて新緑の世界に変貌した。まだまだこの緑が深くなっていくだろう。
ボクが体外離脱中に感じるのは、ちょうど今日のような皮膚感覚。現実世界なら今の時期にしか体験できないけれど、体外離脱なら1年中この気持ち良さを体感できる。
きっとボクがこの季節に生まれたから、体外離脱でそう感じるのかもしれないね。
さてInstagramというアプリがある。基本的に写真や動画を投稿するものだけれど、ストーリーという24時間で消えてしまう動画機能がある。買収を拒否したSnapchatというアプリをぶっ潰すため、Facebookが運営するInstagramで導入された機能。
楽しくてよく観ているけれど、今日は新しい発見があった。そのストーリーにLive機能があるらしい。つまり生中継。
たまたま外出から戻ってきてInstagramを開くと、ちょうどケイティ・ペリーが車で移動中にLive中継をしていた。この機能、マジですごいわ。
編集されたものじゃないから、リアル感の高さが半端ない。驚いたのが「いいね!」を示すハートマーク。おそらく世界中の人が同時に観ているのだろう。機関銃を連射するかのように、ハートマークが乱れ打ちになっている。ボクもその一発に参加させてもらった。
このLive機能はストーリーのように24時間保存ではないらしい。中継が終わるともう観られない。だからよほどタイミングが良くないと、見逃してしまう。
だから今日のボクはめちゃラッキーだった。ケイティ・ペリーの曲を聴きながらこのブログを書いているけれど、その瞬間の彼女の様子がビンビンに伝わってきた。彼女たちのような超有名人は、自分が伝えようと思うことが、圧倒的なパワーで伝わると思う。
でもボクたちのような一般人は、伝えようとするだけでは無理。そんなことについて書かれた本を読んだ。
『伝わっているか?』小西利行 著という本。
著者の小西さんは有名なコピーライターで、大手企業のCMをいくつも手がけておられる。そんな『伝える』ことのプロである著者が、どうすれば他者に自分の想いが伝わるかを解説した本。
この写真の表紙にあるように、イルカが架空の人物の相談に乗るという設定になっている。だから、面白くて笑いながらあっという間に読んでしまう。だけど書かれてい内容の奥は深く、読み流すにはもったいないことばかり。ボクは明日にでも、それらのメソッドをパソコンに記録しておくつもり。
どんな人でも伝えたいことがある。相手が会社の上司、顧客、夫や妻、子供、あるいはペットの場合もあるだろう。でもどれだけ熱意があっても、伝えることと、伝わることは別。必死になったからといって、伝わっているかどうかはわからない。
全部で20のメソッドが紹介されているけれど、根本にある精神はひとつだと思う。
それは『他者への想像力』だと、ボクは思う。
自分の立場なんて関係ない。何かを伝えるためには、どれだけ相手の立場を想像できるかにかかっている。伝えたい相手の気持ちにならなければ、伝わることはない。そのことが実例をあげて詳しく書かれている。
自分の言いたいことが伝わらない。普段からそう感じる人は、ぜひこの本を読むべき。きっと突破口が見つかると思う。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
ゆきたかこさん、コメントありがとうございます♪
ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
そして素敵な本を紹介していただいて、とても嬉しいです!
早速手配しましたので、手元に届いたら読んでみます。
本との出会いは必然だと思っていますが、こうして紹介していただくことで、そのことを強く感じます。
わたしにとって、きっと大切な本になるような気がします。
ありがとうございました!
おはようございます。
良さそうな本ですね!
仕事で文章を書くことがあるので、さっそく注文してみました。
届くのが楽しみです。
ところで高羽さんは、村松恒平さんという方の『〈プロ編集者による〉文章上達スクール』シリーズはご存知でしょうか?
古い本ですが、技術的なことよりも文章を書く方、読む方の心構えについて深く質疑応答されています。
読んでいる間は、武道の稽古でもつけてもらっているような、著者と直接対峙している気分が味わえます。
本当に素晴らしい内容なので、まだでしたら是非、読んでみてください ^-^