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高羽そらさんインタビュー

どんだけ、かっこええねん

昨日と一昨日の夜、熱帯夜なのに奇跡のような風が吹いた。昼間も多少は吹いているけれど、眠る時間になるとかなり強い風が六甲山系から吹きつける。それもかなり冷んやりした風。だから季節があと戻りしたかのように夜は眠りやすい。

 

今日も昨日と似た天気で、ついつい期待してしまう。昼間は32度くらいまで気温は上がるけれど、とにかく夜さえ眠れたら申し分ないからね。今夜も同じ風が吹くよう、手を合わせて頼み倒したい気分。誰に頼んでいいのかわからないけれどw

 

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自宅マンションの百日紅も花をつけ、季節は真っ直ぐに盛夏へ向かっている。7月も残り一週間だから、暑さでぼうっとしていないで日々の仕事に集中していきたいと思っている。

 

今日のTwitterでもつぶやいたけれど、才能のある人と同じだけの時間を仕事していても勝ち目はない。勝負しようと思うのなら、とりあえず時間をかけるしかない。それもただ時間をかけてダラダラしていたら無駄でしかないから、生産性を上げる必要がある。

 

才能×時間=作品という等式に新しい変数を加えるとしたら、生産性しかないだろう。

 

才能×時間×生産性=作品という等式になれば、勝負できるものが二つに増える。よほど才能の変数がバカでかい人でなければ、あとの二つ次第で勝負できるはず。そう信じて、効率よく時間を使うしかない。

 

ところがとんでもないバカでかい才能を持っている人間が主人公の映画を観た。この男には誰もかなわないだろう。

 

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『マルタの鷹』(原題:The Maltese Falcon)という1941年のアメリカ映画。主役の私立探偵であるサム・スペードを演じたのは、写真にあるハンフリー・ボガード。

 

初めて観た作品だけれど、めちゃめちゃ面白かった。この時代の映画にしては、とてつもなくテンポ感がいい。まったく飽きることなく、最初から最後まで画面に見入ってしまった。

 

『マルタの鷹』というのは、ある歴史的な伝説が元になっている。以前旅番組でも見たけれど、16世紀に十字軍の騎士団であるマルタ騎士団が、マルタ島の賃借料の代わりに、年に一度スペイン国王に鷹を一羽送っていたという話がある。

 

この映画はその伝説を利用したもの。当時のマルタ騎士団はとんでもない金持ちで、本当の鷹ではなく、実は黄金で宝石を散りばめた鷹の像をスペイン国王に送ったというフィクションになっている。だけど運ぶ途中に海難事故に遭い、『マルタの鷹』は失われたという前提になっている。

 

ところが20世紀になってその『マルタの鷹』が見つかり、それを手に入れたい人間が陰謀を企む。主人公のサムはその事件に巻き込まれ、相棒を殺されてしまう。そこで相棒を殺した犯人を見つけるため、大活躍をするという物語。

 

まさしくハードボイルドの典型のような物語で、とにかくサムがかっこいい。頭はいいし、とっさの判断力は素晴らしいし、肝っ玉は太いし、ケンカはめちゃ強い。私立探偵の才能の塊のような人物で、トム・クルーズ演じる『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントでも負けるかもしれない。

 

そしてちょっと色っぽいところが、ショーン・コネリーが演じる007を彷彿とさせる。でも時代的にはハンフリー・ボガードのほうが先輩だよね。でも美人よりも事件解決を優先させるところは、どちらも同じ。

 

この映画が作られたのは1941年で、太平洋戦争が始まった年。こんな映画を普通に作っているアメリカと、当時の日本は戦争をしようなんてよく決断できだと思う。どう考えても勝ち目はない。

 

とにかく痛快な娯楽映画だった。『カサブランカ』のハンフリー・ボガードが一番好きだけれど、このサム・スペードも二番手にあげたいくらいかっこよかった。原作もかなり面白い小説らしいので、読んでみようと思っている。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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