イマイチな映画を面白くする方法
夏と秋が自己主張を戦わせていて、今日は夏が勝っているみたい。朝から蒸し暑くて、明日は雨の予報になっている。
そして明後日からはまたグッと気温が下がるようなので、こうして季節は進んでいくのだろう。人間の意識の成長とよく似ているかも。新しいパラダイムを受け入れようとしても、ついつい古い固定観念が顔を出す。そのせめぎ合いを繰り返しながら、少しずつ前に進んでいくのだろう。
7月に入って書き始めた新作小説は、いよいよ終盤になってきた。なんとか今月中には初稿をあげて、推敲作業に入りたいと思っている。ちょうどエンディングに向かう今ごろが、書いている自分としてもめちゃ面白い時期なんだよね。
だから仕事中は夢中になっているし、それ以外にもアイデアを求めて心が物語を常に志向している。アイデアが降りてきやすいのは、お風呂のなか。でも湯船につかっているときじゃなく、お風呂掃除中なんだよね。たいていすごアイデアは、お風呂掃除の最中に降りてくる。
それから朝の掃除かな。今朝も掃除しながら物語の登場人物と会話しているものだから、どうにもアブナイやつだなぁ、と自分で苦笑してしまった。なんとか心のなかで止めているけれど、口に出したらまちがいなく病院行きだろうなぁw
さて昨日のことだけれど、ある映画を観てつくづく感じたことがある。イマイチな映画を面白く感じさせる方法って、あるんだよね。この方法は、おそらく過去でも現在でも利用できるものだと思う。
『きのうの夜は…』(原題:About Last Night…)という1986年のアメリカ映画。この時代に流行していた、ラブ・コメディというかロマンティック・コメディの映画。
正直に言って、映画は駄作。無駄なセリフが多く、うまく切り詰めたら半分の時間で上映できると感じた。これでよく2時間の尺を確保できたなぁ、と正直に思った。
ストーリーも陳腐で、優柔不断な男女が勝手に盛り上がった末に決裂して、もう一度よりを戻すという、典型的な予定調和の映画。普通なら途中で観るのをやめている。だったらなぜ最後まで観たのか?
その理由はこの映画の画像にある。この女優さん、誰なのかわかるだろうか?
そう、『ゴースト』でブレイクする5年前のデミ・ムーア。めちゃめちゃキュートだよね。映画が始まって彼女が登場した瞬間、テレビ画面から離れられなくなってしまった。ストーリーなんてどうでもいいから、彼女の姿をずっと観ていたいと思わせる美しさだった。
これぞ、イマイチな映画を面白く感じさせる方法じゃないだろうか? あはは、ボクはマジでそう思ってしまったよw
だから逆に女性のハートを射止めようとしたら、超イケメンを起用すればいい。冗談みたいに思うかもしれないけれど、本当にデミ・ムーアを見ているだけで満足した映画だった。ついでと言ってはなんだけれど、彼女のヌードもたっぷりと堪能できるよ〜!
『G.Iジェーン』の彼女からは想像できない可憐な姿だけれど、やはり演技はうまかった。やっぱり才能があるから作品に恵まれ、ブレイクするんだろうね。デミ・ムーアのファンの人なら観ていると思うけれど、もし未見のファンの人がいたら絶対観るべし。マジで可愛いから。
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