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高羽そらさんインタビュー

殺人は罪なのだろうか?

昨日あたりから真冬の寒波に襲撃されて、日本海側は大雪とのこと。神戸もかなり気温が下がり、部屋のなかにいてもキーボードを打つ指がかじかむような寒さになっている。

 

そのうえ、どうも風邪っぽい雰囲気。喉の調子がおかしい。口を開けて寝たせいで、喉が乾燥しているだけならいいんだけれどなぁ。

 

もし風邪をひいても、今月22 日の冬至までは仕事を続けたい。ここまで来たら365日の無休を完走したいからね。とにかく時間が足りない。できる限り集中して時間を節約しているけれども、何かに追われているような印象がいつも抜けない。

 

先日もブログに書いたばかりだけれど、とにかく時間の無駄を省いていくしかない。そして脳を鍛えることで、生産性を上昇させるしかないと思っている。年齢を重ねると肉体はそれなりに衰えていく。だけど手をこまねいていたら、落ちるばかりだろう。

 

筋肉だって負荷をかけ続けたら、70代くらいでもマッチョを維持することができる。歌手の人たちも、喉を鍛えたら老人になっても同じキーで歌えるとのこと。だったら脳だって同じだろう。死滅する脳細胞以上に、存在しているものを活性化していくしかない。今年の冬至から来年の夏至までのテーマは、そのあたりになりそうだな。

 

さて、今日も脳の活性化を意図して映画を観た。何度も観ている作品だけれど、以前とちがうものを見つけることは脳のトレーニングになるはず。

 

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『ア・フュー・グッドメン』という1992年のアメリカ映画。トム・クルーズとデミ・ムーアが海軍の弁護士として、殺人の疑いをかけられた二人の兵士を救う物語。

 

有名な映画なので説明は省略する。数回は観ているけれど、この映画の醍醐味は俳優さんたちの演技。主演の二人はもちろん、海軍の検察役のケヴィン・ベーコンも素晴らしい。

 

だけどいつ観てもすごいと思うのは、やはりジャック・ニコルソンだろう。キューバと接する海軍基地の司令官として、とてつもないオーラを放っている。この司令官と主演の二人の闘争が見どころの作品だからね。この役でジャック以上の演技ができる俳優さんはいないとマジで思う。

 

今日久しぶりに観て感じたのは、もしかするとこの映画は戦争の悲惨さを語っているのではないかということ。映画に戦争は出てこない。上官が部下を懲らしめようとして殺してしまったという事件だけ。それも不幸な事故であり、殺意があったわけじゃない。

 

だけど『コードR』と呼ばれる命令がこの事件の発端になっている。素行の悪い兵士を上官が懲らしめるという絶対的な命令。被告の二人の兵士は上官に命令されたことで、サンティアゴという兵士を結果として死なせてしまう。

 

これは殺した相手がアメリカ兵だったから裁判になった。被告の二人は上官の命令に逆らえない。海兵隊は特にそういう面では厳しい。だから自分たちが有罪になるのは納得がいかない。トム・クルーズはそのあたりを裁判で持ち出し、最終的に無罪を勝ち取っている。

 

でもこれが戦争なら、被告の二人はヒーローになる。命令に従って殺人をしたのは同じ。殺した相手が敵兵ならば、殺人は罪にはならないということ。それは人間としておかしいのではないだろうか? この映画が本当に言いたいことは、このことについて観客に問いかけているのだと思う。

 

それはラストシーンに現れている。殺人においては無罪だった。だけど軍に対する背信は有罪とされ除隊処分になる。二人の兵士が守るべきだったのは、軍の規律ではなく弱者であるサンティアゴだったということ。

 

難しい問題だよね。命令なら戦争で人を殺すのが兵士の仕事であるのは事実。久しぶりに見直してみて、以前と異なる視点を感じられた。何度も観ることで得るものが増えるのは、いい映画の証明だろうね!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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