立つ鳥跡を、濁しまくり
今日はちょっと真面目なひとり言。あまり楽しい話ではないので、景気づけに綺麗な花でも。
今日の散歩中に出会ったツツジ。もう散りかけているところもあるけれど、今はツツジが綺麗だよね。
さて、今朝のことだけれど、変な夢を見た。明晰夢じゃない普通の夢。
作家仲間の講演会に呼ばれていて、突然壇上に上がって話して欲しいと依頼された。数人の作家グループなんだけれど、とにかく仲がいいのがわかる。現実世界ではまったく知らない人ばかりだけれど、夢のなかでは親友たちと言っていい間柄だと感じた。
それだけの夢なんだけれど、目が覚めてからちょっと考え込んでしまった。なぜなら、とても現実離れしていたから。
ボクという人間を格言で表すなら、『立つ鳥跡を濁しまくり』というものになると思うwww
学校でも職場でも、そこを去るときには二度と戻れない状況を作ってしまう。完全に退路を絶った状態で離れる。だから学校時代の友人や、過去の職場の人とその後の交流はない。まぁ、簡単に言えば友達がいない。
と言って、めちゃくちゃにして去るという意味じゃない。戻れないのは、嘘をつくから。
会社員をやっていると、転職したいと思うときがある。たいていはその仕事に耐えられなくなったとき。仕事自体が嫌な場合もあれば、その会社の組織や経営者が嫌になる場合もある。どちらにしても、正直に言えるような状況ではない。
だから退職するにあたって、当たり障りのない嘘をつく。あるいは組織側が慰留できないような架空のストーリーを考える。例えば起業するとか、家業を継がなければいけないとか。できる限り波風を立てないように、仮想現実を創造してしまう。
つまり体裁ばかりをつくろった、嫌なタイプの人間だということ。だから戻れないんだよね。もし再会するとしたら、嘘に嘘を重ねることをしなければいけないから。そうして完全に関係を絶ってしまう。
困ったことに、同じことを友人たちにもやってしまう。典型的なのが同窓会。ボクは同窓会なんて大嫌い。本当に親しい人間関係なら、学校を卒業しても関係が続いているはず。だから縁がないということは、すでに人生の道が別れているということ。
そんな状況で同窓会なんかに参加したら、それまでの人生を語らなければいけない。そんな面倒なことをするのなら、適当に嘘をついて参加しないほうが楽。でもあからさまに本音を言うわけにいかないから、参加できない適当な理由を作らなければいけない。
困ったものだよね。だから親友と呼べる人はいない。本当に心を割って話せるのは妻と、今の仕事関係でお世話になっている会社の人たちだけかも。だから今朝のような夢を見ると、自分の実態とかけ離れていて違和感を覚えてしまう。どこかにそんな願望があるのかな?
今の自分を不幸だと思っていないし、過去と関係を絶ってきたことを後悔しているわけじゃない。むしろ自分らしいな、と思っている。それは家族や親戚に対しても同じだからね。接点がないのは、必要がないからだと思っている。
だけど不思議なもので、今朝のような夢を見ているとき、こんな人たちと親友になれて幸せだと思っているんだよね。人間の心は、本当に複雑だと思う。今日は意味のない、ひとり言ブログになっちゃったなぁ。
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