ボクの執筆前夜は腰痛
朝のブログに書いたとおり、久しぶりにギックリ腰をやってしまった。人生で初めて腰を痛めたのは、京都の印刷会社に勤めていたとき。
経理や財務の仕事をしていても、手が足りないと借り出されるのが中小企業の宿命というもの。急ぎの印刷があって自社でやる時間が取れない。それで印刷を外注するために、別の印刷会社に刷版と紙を持って行った。
ご存知のとおり、紙という材質はかなり重い。その紙束を運ぶとき、腰をクイッとひねってしまった。なんとか会社まで戻ったけれど、自宅に帰ろうとして車に乗るのが精一杯。自宅に着いてから妻に携帯で連絡して、駐車場まで迎えに来てもらった。だって一人で歩けなかったから。
それがなんとクリスマスイブ。結局翌年の2月くらいまで、腰痛に苦しむことになった。それ以来疲れがたまったり、ちょっと変な動きをしたりすると、腰痛が再発するという持病になってしまった。
マズイ状況になってくると、腰から注意報や警報が出る。ある程度その信号を察知して、できるだけ腰に負担をかけないように生活していた。ここのところその調整がうまくいって、大ごとになることはなかった。
だけどこの暑さ。やはり少しずつ疲れが蓄積していたんだと思う。この数日、注意報が出ていた。気にはしていたんだけれど、なるときはなる。
朝の掃除を終えて掃除機を片付けようとしたとき、ゴキッとやってしまった。もうそこから動けない。だから朝のブログはまともに書くことができなかった。
腰痛対策は慣れているけれど、痛みが引くまでにはある程度時間がかかる。意外といいのが歩くこと。歩いているほうが痛みが和らぐし治りが早い。だから今日の午前中は、なんとか歩けるようにして買い物に出かけた。
だけど自宅に戻れば、ウロウロ歩きまわることはできない。それで今日の仕事やこのブログは、台所のカウンターにパソコンを置いて、立ったままで書いている。ときどきやってくる痛みに耐えながら、今日も仕事をこなした。何があっても休まないというのがボクの決め事だから。
だけど面白いことに、いつもより仕事が進む。アイデアが湧いてくるし、文章もスラスラ書き進めて行くことができる。立ったままなので足もつらいし、腰も痛いしで大変。だけど不思議に書けてしまう。きっと雰囲気が変わることで、いい刺激になっているんだと思う。
他の作家の人たちも、執筆にはいろいろと苦労されている。そんな苦労の一端を垣間見ることができる本を読んだ。
『執筆前夜 女性作家10人が語る、プロの仕事の舞台裏』という作家のインタビューを集めた書籍。作品を創作する前に、何を考え、どのようにして書いているのか。作家が普段は話すことのない内容が、インタビューを通じて紹介されている。
恩田陸
三浦しをん
角田光代
酒井順子
加納朋子
群ようこ
中村うさぎ
野中柊
林あまり
鷺沢萌
(掲載順 敬称略)
という10人の作家。創作に関わるものとしてとても勉強になった。なるほどと思ったり、自分と同じで喜んだり、まったく新しい発想に驚いたり、という素敵な内容だった。
でも書き手の人だけでなく、職種に関わらず自分の仕事の質を高めたいと思っている人にもぴったりの本だと思う。
ボクは新作を執筆中。完成前の作品から見たら、まさに執筆前夜だろう。ボクの執筆前夜をひとことで表すとしたら、『腰痛』しかないだろうねwww
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
関大卒さんへ
はい、最初の夢でも明晰夢を見ますよ。
高羽そら先生、先ほどはお返事ありがとうございます。
やはり明晰夢の世界は自分で探っていくしかないんですね…
あのもう一つお訊ねしたいんですが明晰夢は二度寝などで見やすいと知っているんですが、そら先生は普通に夜一度目の眠りでも見ることはありますか?