今度はパラレルワールドかいな!
今朝起きたら、バルコニーの手すりが濡れていた。なんとほぼ1ヶ月分ぶりくらいに神戸で雨が降った。台風15号の影響だと思う。
街を歩いていると枯れている野生の植物が目についたので、まだまだ足りないけれどとにかくよかった。午前中もときおりは弱い雨が降っていたので、久しぶりに傘をさして歩くことができた。雨は本当にいいよね。そんなことを言いたくなるほど、久しぶりの雨だった。
そして雨の影響で、今日はかなり涼しい。今日の神戸の最高気温は31度くらいだろう。昨日は36度近くあったので、まるで天国のように過ごしやすい。行ったことがないので知らんけどw
明日も雨が降るようなので、少しは涼しいかな。ただ心配なのは、雨の予報が夜になっていること。京都では五山の送り火が行われる。先祖の霊を送るための大切な宗教行事なので、無事に実施されることを願っている。
さて、シリーズものはハマるとやばい、というのを久しぶりに実感している。このシリーズの世界にズブズブと踏み込んでしまって、まったく抜けられそうにない。ここ数日は本を読みながら、ずっと興奮していた。
『ダーク・タワーⅢ 荒地』上巻 スティーブン・キング著という物語。
全部で7巻あるダークタワーシリーズの第3巻に突入。昨日、その上巻を読了した。
過去の作品の感想については、前回の『1+1が3になるなんて』という記事を見ていただけたら、第1巻までさかのぼってもらえる。
暗黒の塔を見つける旅をスタートしたガンスリンガーと、現代のニューヨークから異世界へやってきたエディとスザンナの3人。ちなみに第2巻のラストでエディとスザンナ夫婦になっている。
だけどこの物語で忘れてはいけない人物がいる。第1巻に登場したジェイクという少年。ニューヨークの小学生だったが、ある人物にうしろから押されて車にはねられる。そして死んだことによって、ガンスリンガーにいる異世界へやって来た。
第1巻でガンスリンガーは、黒衣の男から暗黒の塔の秘密を聞くためにジェイクを見殺しにしている。ニューヨークで死んで、異世界でも死んでしまう。ガンスリンガーはそのことをずっと悔やんでいた。
ところが第2巻で多重人格だったスザンナを救うとき、ジャック・モートという殺人が趣味の男をガンスリンガーが殺してしまった。驚いたことに、その男はジェイクをうしろから押した人物だった。なんとジャックが死んだのは、まだジェイクを押す前だった。
そう、本当はニューヨークで死んだはずのジェイクは、死ぬことのなかったパラレルワールドに存在していた。だけど自分が死んだ人生の記憶が蘇ってくる。そしてガンスリンガーを父のように慕っているジェイクは、もう一度彼がいる異世界へ行きたいと望む。
ではどうして異世界へ行くのか?
この第3巻・上巻の見どころはこの部分につきる。これにはエディがからんで来る。異世界のいるエディは成人しているけれど、ジェイクの世界にいるニューヨークのエディはまだ13歳だった。そんなシチュエーションだけでもワクワクしてくるよね。
とにかくめちゃめちゃ面白いから。タイムトラベルものや、パラレルワールドものが好きな人は、絶対に読んだほうがいい。上巻の最後で、ジェイクは命からがら異世界への侵入に成功する。今思い出しても、興奮して鳥肌が立ってくる。この物語、まじで凄すぎる。
さて下巻では、ジェイクを加えた4人の旅になる。どんな困難が待ち受けているんだろう。今からワクワクして落ち着かない。とりあえず別の本を1冊挟んでから、下巻を読むつもり。完全にハマってしまったなぁ。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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