精神世界の脆さと怖さ
今日も朝から仕事に全力集中していたので、この時間になるとかなり抜け殻になっているwww
今夜の気晴らしは読書をしつつ、新しいiPhoneの情報収集でもするかな。昨年にiPhoneXに機種変更するかどうか迷ったけれど、バッテリーを無償交換してもらっていたので、今年まで先延ばしにしている。
幸いキャリアの2年縛りを考慮する必要がないので、年内かけてじっくり検討しようと思う。新作はiPhoneXとちがって完全に全画面を使用できるし、バッテリーの駆動時間も伸びた。そしてホームボタンは完全に消え、Face IDも定着したみたいだよね。来週以降は使用者の感想も聞けるから、とても楽しみにしている。
今のところの印象では、ますますiPadとの境界線が薄くなった感じ。所有するのなら、どちらかで十分かな? まぁボクは小説を書くのにキーボードを使用するから、モバイルはiPhoneだけでいいと思う。まぁ、そもそもタブレットを持とうと思ったことはないけれどね。
同じく今日の気分転換とホラーの勉強を兼ねて、懐かしい映画を観た。
『ミスト』という2007年のアメリカ映画。
この映画を最初に観たとき、もうひとつ理解できない部分が多かった。特に軍の研究によって異次元の扉が開き、未知の怪物が襲いかかるといいう設定が突飛すぎる気がしていた。
ところが原作のスティーンブン・キングの小説をいくつか読破した今のボクは、著者がどういう世界を描こうとしているのが完璧に理解できた。現在読破中の「ダーク・タワー』シリーズがその元になっている。
世界はたった一つではなく、いくつもの世界がレイヤー構造になって同時に存在している。『ダーク・タワー』の登場人物がいる世界は、変転の中心にあり、突然変異した恐ろしい生き物が存在している。つまりその世界の扉が、この映画によって開かれたということだろう。
その証拠に、主人公のデヴィッドが最初に登場するシーンでそのことが示唆されている。彼は映画のイラスト等を書く画家で、ちょうどあるガンマンの絵が完成したところだった。
その姿が『ダーク・タワー』シリーズの主人公であるローランドなのは、知っている人には一目瞭然。ボクも前回この映画を観たときには気づかなかったけれど、今ならはっきりとわかる。そのガンマンの背後には、恐ろしげなダーク・タワーも描かれているから。
この映画でもっとも恐ろしいのは、カーモディという狂信的なキリスト教信者の中年女性。『ミスト』に閉じ込められてスーパーから出られなくなった人たちは、この女性の言葉に洗脳されていく。そして悪魔から身を守るために、いけにえを捧げようとまでする。
単なるホラー映画ではなく、精神世界の脆さと恐ろしさが見事に描かれている。変なスピリチュアルにはまっている人は、この映画を観て目を覚ましたほうがいいかも。でもそんは人は観ないだろうなぁwww
この映画を初めて観ようとする人に、ひとつだけ注意することがある。ハッピーエンドを期待しないこと。衝撃の結末が待っている。それもホラー的な怖さではなく、人間の弱さと恐怖ゆえに起きた悲劇。いたたまれない気分になるのがいやな人は、やめたほうがいいかもしれない。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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