パラレル世界と時間を超える旅
神戸は昨晩から今朝にかけて、六甲おろしが吹き荒れた。ようやく本格的な秋になった証拠だね。
今日はマンションの消防設備点検があったので、いつもより出かけるのが遅くなった。それでその待ち時間のあいだ、一気に衣替えを済ませた。
といっても、ボクの場合は10分もあれば終わる。ミニマリストの衣替えなんてそんなもの。所有している服が少ないだけでなく、ある程度パターン化してある。だから夏用と冬用のパターンを入れ替えるだけ。もう暑くなることはないと思うけれど、その気になれば10分で夏服に戻せるよwww
外に出ると、まさに秋という気候だった。太陽の下を歩いても暑くない。やや冷たい乾燥した風を受けて、少し急ぎ足で歩くのがちょうどいいくらい。帰り道はバスに乗る予定だったけれど、あまりに涼しいので妻と相談して歩いて帰ることにした。久しぶりにいい運動ができたな。
さて歩きながらも、ある物語がボクの好奇心をツンツンと刺激してくる。昨日に読了した小説の続きが気になって仕方ない。
『ダーク・タワーⅥ スザンナの歌』上巻 スティーブン・キング著。
全部で7部ある『ダーク・タワー』シリーズの第6部に突入。昨日はその上巻を読み終えた。ここまでの経緯は、『勝ったものの、大変なことに』という記事を参照してもらうと、さかのぼってもらうことができる。
第5部でローランドたちは『カーラの狼』というロボット軍団に勝利したものの、仲間であるスザンナがその直後に失踪する。スザンナは妖魔の子供を宿していて、別人格であるマイアという女性に心を乗っ取られた。
そしてスザンナはローランドたちが使うつもりだった魔法の水晶球を奪い、1999年のニューヨークへ向かった。マイアはある闇の王と約束を取り交わしていた。闇の王の野望は、ダーク・タワーを破壊することで、全世界のパラレルワールドを消滅させることだった。
その先導役をさせるため、スザンナに子供を孕ませた。いわばイエスの悪魔ヴァージョンのようなもの。スザンナは、闇の王に騙されているとマイアを説得しようとするが、彼女は聞き入れない。
一方カーラの街に残されたローランドたちは二手に分かれる。カーラの超能力者の手を借りて、ジェイクとキャラハンはスザンナを助けるために1999年のニューヨークに向かった。
ローランドとエディは、ダーク・タワーの崩壊を防ぐためにある空き地を手に入れる必要があった。そのために1977年のニューヨークへ向かう。ところがマイアがその計画を闇の王にバラしていたので、ローランドたちは到着と同時に襲撃を受ける。
どうにかその危機を乗り越えて、求めていた土地を手に入れた。そしてダーク・タワーの謎の鍵を握る、1977年の作家に会いに行くところで上巻は終わる。なんとその作家とは、この物語の著者であるスティーブン・キングだった!!!
物語の登場人物が著者に会いに行くなんて。もう続きが気になって仕方ない。そしてスザンナの元へ向かった1999年のジェイクたちの動向も気になる。今夜から下巻を読むけれど、まだまだパラレルワールドと時間を超える彼らの旅は続きそうだ。
なんて壮大な物語なんだろう。どこかに『ダーク・タワー』シリーズのファンがいたら、ボクと徹夜で語り合っても会話が尽きないと思う。下巻を読み終えたら、ついに最後の第7部になる。すべてを読み終えたら、きっと『ダーク・タワー』ロスになるだろうな。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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