あぁ、そういうことか!
今日の大掃除は、バルコニー側のサッシとガラス戸。これで大物はほぼ片付いたな。
このまま行けば廊下側のサッシとバルコニーの大掃除が木曜日に終わるので、残すところは部屋の内部のみ。そうなったら、1ヶ月くらいかけてボチボチやるか。
新作小説は大まかな構想ができて、今は主要なキャストを考えているところ。文章になるのは氷山の一角だけなので、今はその氷山の見えない部分を練っている段階。なんとか11月には文章を書き始めたいと思っている。
さて、長いあいだ関わっている物語が終わりに近づいてきた。ちょっと寂しい。
『ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔』上巻 スティーブン・キング著。
全部で7部になる『ダーク・タワー』シリーズが、ついに最後の第7部へ突入した。この第7部は、上・中・下の3巻に分かれている。昨日読了したのはその上巻になる。
ここまでの経緯は、『現実と空想の境界線が崩壊』という記事を読んでもらうと、さかのぼってもらえるようになっている。
第6部のラストでは、ローランドとエディが1977年のメイン州で、暗黒の塔の崩壊を防ぐための土地を確保した。マイアという存在に肉体を乗っ取られて妖魔の子供を宿したスザンナは、1999年のニューヨークで今にも出産しようとしていた。そこへジェイクとキャラハンが乗り込んだところで終わっていた。
第7部は出産のシーンから始まる。スザンナの肉体からマイアの肉体が分離されて、二人は協力しながらモルドレッドと名付けられた子供を生む。実際に出産したのはマイアだった。
モルドレッドには秘密がある。精子はローランドで卵子はスザンナだが、その魂の父親はこの世界を崩壊させようとしている闇の王だった。その闇の王はクモの化身で、モルドレッドも人間の肉体とクモの肉体を持つ。
生まれた直後のモルドレッドはクモに変身すると、母親のマイアを食い殺してしまう。スザンナはかろうじて命を守り、モルドレッドに重傷を負わせるが逃げられてしまう。
一方キャラハンは吸血鬼に殺されてしまうが、ジェイクはなんとかしてスザンナの元へたどり着く。最終的にはローランドとエディも1999年に移行して、ようやく旅の仲間である4人は再会を果たす。そしていよいよ最後の戦いが始まるというところで上巻は終わる。
この上巻を読んで、これまでずっと謎だったことがようやく理解できた。ローランドが旅の仲間と出会う過程で、ウォルターという男がいつもその出会いを演出している。ウォルターは闇の王の手下なのに、なぜローランドを助けるのかわからなかった。
その理由はモルドレッドを産ませるため、ローランドの精子とスザンナの卵子が必要だったから。予言では最後のガンスリンガーであるローランドが世界の破滅を救うと伝えられている。その予言を成就させないため、闇の王を父に持つモルドレッドに、肉体の父であるローランドを殺させようとしていたから。
あぁ、そういうことなんか、と納得。ようやく疑問が解消した。さらに闇の王はすでに狂っていて、後継者を必要としていた。それがモルドレッドだった。ようやくボクの疑問が解消されたと同時に、用済みになったウォルターはモルドレッドに食われてしまった。なんて恐ろしい物語なんだよ!
次は中巻だけれど、図書館の予約本の関係でしばらくお預け。でもローランドたちにまだ会えるので、ちょっと先延ばしのほうがいいかもね。
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